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Re: 過去 言うなれば孤独に咲く花「妄想全開w疲れたw ( No.7 )
日時: 2015/01/29 04:36
名前: せいや (ID: iT5/uwFU)

六章
生殺与奪



ぅっ





うぅ



「斗真。斗真。もう平気なのか?
大丈夫なのか?」


《ぁあ。何とかな。でも俺かなり斬られたと思ったんだけどな。》

「そうでもなかったらしいぞ。
それに色んな人が薬草とかくれおったからの!

そのおかげじゃろ。

それになんだかんだもう2日は寝込んでおったしな。」


《まさか。ずっと看病してくれたのか?
ごめんな。 ありがとう優姫》

「ばっばか。何を言うておるが。
これはうちの責任なんじゃから
当然じゃろーて。」


《それでもありがとう。
それで姉貴は?》


「阿国なら。体をちょっと崩して向こうで横になっとるぞ」


《大丈夫なのか?姉貴》

「大丈夫じゃ。ちょっとした貧血じゃからの」

《そっか。それなら一回姉貴所まで行こう。
それで。優姫も追われていた理由教えてくれるよな?》


「承知した。仕方ない事じゃもはや。
誤魔化さず話そう」









《よっ姉貴。具合はどーだ?》

《斗真こそ。大丈夫なんかいな。》

《俺なら大丈夫、心配かけてごめんよ。姉貴》

《ほんまやわ。もうこれ以上は堪忍してなー?》

《わかってるよ。大丈夫! で優姫。話してくれないか?》

承知した。
では話すとしようかの。




では過去。

今やよく語られる
煌びやかな江戸幕府になる前の話から
話すとしよう



そう。乱世、戦国じゃ

世は天下を狙い。力をあるがままふるいおった、

人力ではない。
今にこそ無いが。無いと願いたいが。

機械じゃ、
機械と言う兵器を使い
魔力原子を使い
焼け野原にしていった。

多くの屍が生まれた

名前など知らぬ、故郷など知らぬ

そのような者が名誉の為と命を捨ていった。


それでも。戦国は刻一刻と終わりに近づいては行ったのじゃ


最後の最後まで残った両軍


西の豊臣軍 東の徳川軍じゃ



豊臣軍は。
いや、豊臣秀吉は、自ら発明させた
魔力原子を自ら取り入れ
取り込んだのじゃ。

そして。他を圧倒しつつ 徳川軍を
窮地にまで追いやった。

追いやったまでは良かったのかもしれん

しかし。

しかしのう。

進み過ぎた発展は

自らも崩壊してゆくものなのじゃよ。

自我を保てず、
日に日に荒れ狂う姿は

家臣すら手に負えぬ有様じゃった。


そして。豊臣軍は
事実上の敗北を認めるのを契約し
ある条件を提示したのじゃ


それは 秀吉の暗殺

手に余るその力ゆえに

自ら鬼と化した奴の死を条件にしたのじゃ。


それに承諾した徳川家は

もちいる者全てにあたらせ

方法を見つけた。
しかし殺すことは出来ないと言った。

だから封印しかないと。

そして


見事封印したんじゃ。






いやしたまでは良かった。

しかし
その方法がいけなかったのじゃ。



地脈から産まれる
霊脈 自然にとって。

ウチらの資源の大半を消費し続けなければ
ならなかったのじゃ。

それほど膨大な魔力原子が必要じゃったわけじゃ。


《ちょっと、まってくれ。
それじゃあー江戸幕府も今と変わらない生活だったって事なのか?
歴史書は間違っていると?》




いいや。合っとると言えば合っとる。

江戸幕府

そう江戸城、その城下町は活気に溢れておった

魔力原子の、ご加護みたいなものかの?


そりゃあ。外に住む者からしたら
憎いじゃろうて

だから、反対する者達が多かったわけじゃが。

絶対的富。
絶対的権力を持ったものの末路は
みな大体一緒じゃ。





そう。そうゆう、者は
謀反者とし公開処刑

城下町の連中は
自らの住みやすい場所を
失うのが怖くて 見てみないふりをした

幾人も殺された
女子供関係なしにじゃ。

一族もろともなんざ、日常さかんじ。

そして、ウチは
魔力原子を壊そうと江戸に入り込んだ。

結果はこの通り失敗じゃったがの。

そのおかげで顔も割れ
賞金首にまで成り果ててしまったわい。

《失敗って。いまお前ここにいるじゃんかよ。
どーゆ事だ?》


簡単に言えば
時空を超えた?かの。

当時の技術は未来には飛べたんじゃ
帰るのは無理なんじゃが。

過去が決まれば未来の行く先は
その時点で決まってしまうからの

だから今のこの時代は
過去にああ言うことがあったから
なってしまったんじゃ。


そして、未来なら
うちの顔は知られてない。

だから、未来で魔力原子をぶっ壊し

霊脈を戻し 地に恵みを 息吹を戻し
元どうりにさせ
この時から新しい時代を築き上げさせるのじゃ

その為にウチは来た。


《じゃー、柳生 閻鬼って言うのは?
それに封印といたら、復活しちゃうんじゃ、、》



柳生は
徳川の刺客じゃ。
あやつがもつ、妖刀 正宗
それに犯され心酔し 心はもう壊れておるがの



それに。復活させるつもりじゃ。

そしてウチが殺す

《まてまてまて。殺すって、
それじゃ、殺せたなら何で封印って手を取ったんだよ

殺せないから封印と言う形をとったんだろ。》



違う。そもそも
それ自体が間違っておった。

いくら
鬼と化しても

化物とかしても、

永久に続く命なんかなかろう?

いずれ皆死ぬ


要はじゃ。

見事に徳川の、策略にしてやられた訳じゃ


だって。ほれ考えても見ればわかるじゃろ





そう。結局は 絶対的主導権を手に入れるチャンスなんじゃから


豊臣と言う名を利用しての?



じゃから、ウチが終わらせる

それが、ウチの使命なんじゃ、、

1人でも終わらしてみせる

と言っても
あると思った江戸城には
なんにもなかったんじゃけどな。

《優姫ちゃんも大変やったんやね。》

《せやなあ。。ほんなら巫女様に会ってみたらいいんやないか?
きっと答えを導いてくれるはずやとウチは思うで》



巫女?