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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 桃乃吹雪〜キャッスル〜 ( No.9 )
- 日時: 2015/02/11 11:31
- 名前: 伊吹吹雪 ◆u2YjtUz8MU (ID: nZYVVNWR)
「サラ様、外に…」
「ソウク、私のこと、もう『様』付けしないで。ちゃんと名前だけで呼ばれたい。」
「分かりました。でも外に出たので、マントを羽織ってくださいね。フードも被って。」
2人は町を歩いていく。
風が吹いて、姫君の黒髪とソウクの青い髪が揺れた。
町は人でごった返していた。
「ここが市場、なのかな?」
「そうだと思います。」
「とっても楽しそうね。」
「どこに魔術師はいるの、ソウク。」
「えっとですね、噂によると、森の中にスゴイ魔女がいるそうです。」
2人がそんなことを話していると…
バァーン!
何者かが姫君にぶつかった。
姫君は転んでしまった。
フードがはだける。
「サラ!大丈夫?ちょっと、そこの人、待ってくださいよ!」
ぶつかった人が振り向いた。
「…」
ソウクは固まっていた。
「ソウク、どうしたの?」
起き上がった姫君が聞く。
「お、お父さん…。」
「?」
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