ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

episode 0

「お前が苺？」

「そうだけど」

「俺、結城グループ跡取りの結城永遠」



あなたに会った瞬間、何かを感じたの。
その何かをわかるのに、随分時間を使ってしまった。

遅すぎるよね…
気付けば、あなたと離ればなれになってから…
「お前の過去は全部受け止める」と言ってくれた優しいあなたを裏切ってから三年が経とうとしていた。


この気持ちを私から消し去ろうとするように、あなたじゃない彼が私を抱きしめる。



あぁ、あなたに会いたい。


「ごめんね」と「ありがとう」と、それから「じゃあね」って言いたい。



会いたい。


だって、こんなにも涙が溢れるんだもん。