コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ぼくのかんがえたさいきょうの、ちゅーにびょー ( No.1 )
- 日時: 2015/03/10 14:12
- 名前: ヒトデナシS ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)
【プロローグ と言う名の体験版みたいなモノ】
「————ええい、進め、進めェ!! これは我々生徒にとって命がけの戦いだァ!!」
第一線。声を荒げて指示を飛ばす女性(僕にとっては先輩)が3m級のドラゴンに乗って前線を張っていた。
ドラゴンの翼の風圧で重ねられていたプリントの束が宙に乱雑に舞う。
よく見ると、「定期試験問題」と書いてある。
「こんの糞小娘生徒会長がッ!! 高校テロとは何事だぁ!? 『デスビーム』ッ!!」
「ぬわッ!!」
教員の一人、社会を担当している田中先生は、目からビームを出した。もはや人知を越えている。
そのビームを受けたドラゴンはうめき声をあげると、前のめりに倒れて消滅した。
「くッ!! よくも私のドラゴンをッッ!!
私はもう怒ったぞぉぉぉフリー●ァあああああ!!!!!」
「社会の問題はなァ、文字数が多いせいで作るのに時間がかかるんだぞッ!!
分かってやってるのかこの糞坊主どもがァッ!!
イタッ、ちょッ、辞書を投げるんじゃないッ!!
今のは……痛かったぞおおおお!!!!」
ビームなりドラゴンなり、銃声なり奇声なりでテンヤワンヤしてる中、
「テストなんてないほうが人類幸せなんじゃね?」
そう言って平然と僕の友人の焔はケラケラと笑ってプリントを燃やしていた。
なんというか、証拠隠滅だった。これが自分の親友とか信じたくはない。
……ああ、ちなみにここ、職員室です。
ビービ—と警報が鳴り響く。原因はもちろん、炎で燃やしまくる焔のせいで火災探知機が反応したからだ。
「な……梨くぅん……ふええ……」
子犬の様に震えるのは幼馴染の絵美。涙目になってこのテロを見守っている。
ちなみに僕もそうだ。正直、唖然としている。泣きたいのは僕も同じだ。
「ふははっははははは、王に跪け愚民どもがァァあ!!」
先生に対して無礼な口を聞きながら、自称王様は職員室の机の上で高らかに笑う。
銃弾やら魔法やらが飛び交うこの戦場(職員室)でお気楽な男である。
「……なんというか」
僕はこの惨状を目のあたりにして、
「…………中二病乙」
お決まりのセリフを、吐くしかなかった————。
【ぼく中二病、始まるよ!!】
