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Re: 最強次元師!!【2スレ目突入】 ( No.1 )
日時: 2016/05/19 22:34
名前: 瑚雲 ◆6leuycUnLw (ID: bqwa/wjs)

 これまでのお話

 心にもう一つの世界を持つ“次元師”
 人間を恨み脅かす神の一族“神族”


 この世界の物語はそれら無くして語る事は決して有り得ない。


 雪降る中、幼くして拾われた少女ロクアンズ・エポールは、その家の子供だった金髪の少年レトヴェール・エポールと義兄妹になった。
 ある時不治の病で母を亡くした二人は、運命の神【DESNY】によって因縁づけられ、彼の一族——“神族”の存在をそこで初めて知った。

 世界にたったの百人だけが生まれながらにして持つ“次元の力”
 エポール義兄妹はどちらも運命に選ばれた“次元師”だった。

 大きくなった二人はより力をつける為に数ヶ月間師匠たる男ルノス・レヴィンと行動を共にしていたが、ルノスの急逝に二人は行き場をなくし、そこで次元専門の施設“蛇梅隊”が、メルギース国一の大都市“センター街”にある事を知った。

 幼馴染のキールア・シーホリーを一人故郷に置いて、二人は蛇梅隊に入隊。
 国中、外問わず世界中から押し寄せるSOS。嘆きを抱える人々を救うべく“依頼書”を片手に駆け回る、忙しい日々を送っていた。

 旅先・任務中に出会った仲間達は皆、誰しも心に深い傷を持つ次元師だった。
 義妹のロクアンズはそんな次元師達を声と心で幾度となく救い、そうして絆を深め合ってきた。
 彼らだけでなく世界中の人々がそんな彼女と、義兄のレトヴェールに厚い信頼を寄せていた時。

 彼女が、人類の最大の恐怖であり最大の仇である。
 ——“神族”であったという事実は世界中に衝撃を与えた。

 やがてロクアンズは人々の目の前から姿を消し、彼女が神族だと知っていたレトヴェールは焦り戸惑う日々を送る。
 神族と戦う為にもその実力が世界に認められなければならない。そのせいもあって開催された“代表者決定戦”で、レトヴェール率いるチーム、キールアとエン・ターケルドとサボコロ・ミクシーの四人が激闘を乗り越え、優勝を手にした。
 そこで“英雄大四天”という名を受け継いだのだった。

 代表者になれば、神族の生みの親である【MOTHER】に会う事が出来る。そして望みを一つ叶えてもらえる。
 英雄の名を背負った四人は神の世界“有次元”へ送り込まれ、そこで神族と次元師の存在理由を知る事になった。

 神族は人間を守る為に生まれてきた。
 然しその信頼を、先に裏切ったのは人間の方だったという。

 事実を知り、新しい次元の力“第二覚醒”を得るべく、代表者四人はなんと神族達と直接戦う事になった。
 何週間何ヶ月と。神の使徒元魔を倒しながら神族を相手にするといった過酷な修行はあっという間に終焉を迎えた。
 見事第二覚醒を得た四人に、遂に人間界へと帰る日がやってくる。

 “第二次神人世界大戦”まで残り一ヶ月。
 新しく手に入れた力を胸に、英雄達は神の世界を後にしたのだった——。