コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 吹奏学部は大混乱 ( No.11 )
- 日時: 2015/03/24 13:41
- 名前: るーたん (ID: t18iQb5n)
「えっ、転職・・・なんですか・・・」
「そうだ。本当は春休み中に移動するはずだったんだが・・・少し事情があって遅れてな・・・」
高折先生が転職?じゃあこの先この吹部はどうなるのよ・・・
だってこの部は・・・
「あっ、そうだ顧問のことなら気にしなくていいぞちゃんと新しい先生を呼んであるからな!!」
違う・・・そういう意味じゃなくて・・・
この部は高折先生じゃないとダメだから・・・
「ピンーポンーパンーポンー」
「高折先生、高折先生、一番にお電話が入っております至急職員室までお戻りください」
「おっ、すまないが呼び出されてしまった。このことはまだお前だけにしか言ってないからみんなには内緒にしててくれんか?」
!?どうしてですか?べつにみんなに言ったってなんの問題もないはずなのに・・・・
「・・・分かりました」
「おう、ありがとう」
行っちゃった・・・それよりもどうしよう・・・高折先生は比較的天然だからこの部のみんなを何とかうまくまとめられていたのに・・・
「こらー待てー、葉山ー。」
「待てって言われて待つやつなんていないよ、バーカって奈々どいてどいて〜〜」
なになに誰?
ドン
「痛ったー」
「ゴメン奈々けど今はかまってる暇はないんだ」
「こらー葉山ー止まれー」
「ってことで奈々バイバイ!!」
えっ、起こしてくれないの!葉山ってことは美月か・・・ったくう今月で何回目よ・・・!!人使い荒らすぎ・・・
「奈々、大丈夫?」
「あっ、大丈夫大丈夫。ありがとう里恵。」
「ゴメン・・・。またやっちゃったね・・・」
そう。美月が私にぶつかるのはこれが初めてではない・・・っていうかたぶん10回を超えていると思う・・・
「また言い争い?」
「うん。次のコンクールの1stをどっちがするかって言う話をしてたんだけど・・・」
はぁ、サックスの2年生はたぶんこの吹奏楽部で一番うまい。けど問題はメンバーのみんなのプライドが高すぎるのだ・・・
そのため1stの取り合いが絶えないのだ・・・
「奈々、美月どっちに行った?」
「えーと、たぶん右」
「よし、ありがとう。ってことでバイバイ。こら待てー葉山ー!!」
あっ、行っちゃった・・・これからどうなるんだろうこの部活・・・