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Re: Love◎Painter:恋の塗 ( No.10 )
日時: 2015/03/25 23:46
名前: *あげは(恋登P) (ID: cBiB9/nf)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

この子の名前は旗野星那(はたの せな)ちゃん。
座ってる時も私の方が背が低いのに立たれるともっと差が離れてしまうくらい私にとって背の高い女の子。
胸までの長さの黒髪をハーフアップにして、二重の吊り目は大きくてまるで黒猫みたい。
いつも気にしてるらしい八重歯も笑ってるときにキラッとなって可愛いと思う。
チビでちょいポチャでどことなく地味な私は仲良しな星那ちゃんの色々な所が羨ましい。

星那ちゃんとは美術部での活動初日に出会った。
新一年生で奏屋高校美術部に入部したのは悲しくも私と星那ちゃんの2人だけ。
顔合わせと自己紹介の時間が明らかに短く初日は特に凝った活動もなかったから2人で話す時間がたくさんあった。
そしてすぐに意気投合して仲良くなった。


「む……別にいいじゃん。絵は進んでるんだしさ……」
「そ〜?夏期コンクールに出す作品夏休み前が閉め切りだけどさ。下書きすらもまだ曖昧じゃん」

痛い所突かないでよ星那ちゃん……
私の目の前の机に広げられている一枚の画用紙。
夏休みの間に開催されるコンクールの下書き用だけど私の紙はほぼ真っ白。
隅っこに数本線は入ってるけど、下書きと言える状況じゃない……