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【　清澄ＳＯＳ　】


　痛いよ、痛い、身体が、心が、全部、全部。


　もー……疲れちゃったよ。
　少女はそう言って笑う。何度目だろうかと考える事を、考える事すらしないで。僅かに入り込んだ昼の光、頬を伝うのは少女の素顔なのだろう。他人に見せたいなど思わない歪んだ素顔。消して拭って隠し通した結果がこれだ。嘲笑の仕方も記憶に残らない。１歩下がって生きたのだから。

　何もなければ、何も生まれない。
　解り切った言葉だけを並べる人生は、思ったよりつまらない。少女は目を瞑ると同時に片手を伸ばした。これ以下の絶望と呼べるものは見当たらない、だが希望に変えてしまったら重荷を抱える事となる。
　引っ張られた頬に挨拶をし、鋭く尖る物で首を撫でた。最期まで透けた姿は、誰にも知られない。


＊


　修正がどうのこうので。
　元々の作品（　人生最後のＳＯＳ　）が残っていないです。タイトルも消されて（笑）。