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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 文才が切実に欲しい《短編集》 ( No.9 )
- 日時: 2015/11/03 10:07
- 名前: 未来 (ID: 1aSbdoxj)
意味が分からない。全然分かんない。何なんだよこいつ。
お前を俺にくれよ?何それ意味不明。
……まさか、下僕にでもなれと?そういうことなのか?
—いつも突っかかってきて、何でそんな関わってくるのか心底不思議でしょうがなかった。
それが今回は、かつてない程理解不能だった。
…ムカつく奴
…口うるさい
…殴ってくる
…イライラさせる
わかってる、わかってるよ。
大輝にもいちいちうるさく言ってくんなってよく言われてうるさがられたし、そんなあいつにイラッてきたらよく殴った。
やっぱり、私は駄目な人間だ。駄目な姉だったんだ。
「…っ、ぅ」
…痛い、苦しい。
嫌だ嫌だ、こんな気持ちいらない。
私なんて人間いらないよ。
前原由美なんて人間…消滅してしまえばいい。
私が死んで、大輝が生きられたらいいのに。
立場を入れ替えられるなら喜んであの世にだって行ける。
大輝が幸せに生きてくれるなら。
でも、そんな願いは叶わない。非現実すぎる。
…斎藤も、こんな私が嫌いなんだ。
うん、私も嫌いだ。自分が憎い。
そんなことを考えていたものだから、これからの展開はついていけなかった。
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