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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: レン・アイ追いかけっこ→ ( No.11 )
- 日時: 2015/05/03 20:55
- 名前: 伊吹吹雪 ◆u2YjtUz8MU (ID: t5nfvz02)
土曜日の部活は、愛にとって実に衝撃的な部活となった。
☆
午後にも練習がまたがる、ということで弁当持参の練習となった。
練習は4:00までだが、渡辺との約束があるので7:00に帰ると親に言っておく。
えー!!
愛が部活に行って、まず驚いたのは……
蓮が弁当を持ってきていないことと、2年女子の荷物が一回り大きいこと。
「ちょっと、蓮先輩、なんで弁当を持ってきてないの………で、ですか!?」
愛の、後から取って付けたような敬語。
「愛、敬語、やめてよ…」
陸上部らしからぬ、白い優男はちょっと顔をしかめるが、そんなのは愛が気づけないほど一瞬で。
「まあ、いつか分かるよ。」
『ストライクショット・王子の微笑み』と共に、蓮は言葉を返す。
幼なじみの愛にとっては、とっくに慣れたはずの笑顔だったが…、
「あああああ、すすすみません!」
急いで後ろを向いて赤い顔を手で押さえる。
何で、赤くなっちゃうのー!
「れれ練習の、じゅじゅ準備してきます!」
愛は急いで走る。
それを見送る蓮。
陸上部は、特に最初は用具の準備要らないのに……。
それを見て、蓮は笑ってしまうのだった。
☆
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