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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: レン・アイ追いかけっこ→ ( No.9 )
- 日時: 2015/04/29 09:11
- 名前: 伊吹吹雪 ◆u2YjtUz8MU (ID: 7NcgQhKb)
愛は、それから変わらず、陸上部の体験に行った。
そして入部届け日。
部活に行ってみると、1年生は自分を入れて、5人ほどしか来ておらず、全員が男子だった。
なんだかボケッとした男子が多く、訳の分からないような顔をして、入部届けを握りしめている。
「お、結構来てますね。」
「今年は男子が多いねー。去年は女子が多かったけど。」
「今年も『期待』できそうだね、蓮君。」
「先輩、意味ありげな発言しないでくださいよー。」
わいわいと、先輩たちが来る。
「よろしく、俺らは3年生。2年生とは体験で顔なじみかな?」
「先輩、一人新しい人が来ているようです。」
2年生の女子部員・伊藤が小声で言う。
「じゃあ、全員、自己紹介した方がいいかな?」
一通り自己紹介し終えた。
3年生は、澤村、東野、佐藤。
2年生は、伊藤、田中、西宮、山下、そして蓮。
1年生は、山川、須藤、松本、渡辺、そして愛。
あの、渡辺っていう男子、不思議だな。
他の男子は、パッとしないが、あの渡辺っていう男子は冷たそうな目で、他の人を見ている。
「お前。」
ビクッ!
どんな奴かな、と思っていた奴に話しかけられて、ちょっとびっくり。
「足、速そうだな。」
いきなり、それー!
「え、見ただけで分かるの?」
「分かる。だから……」
そこで渡辺は止まった。
愛は、なんだ、コイツ、と思っていた。
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