コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 零fighter山鷹隊 ( No.1 )
- 日時: 2015/05/10 22:30
- 名前: ワタル (ID: cFBA8MLZ)
【疾風のジライヤ】
夜月を飛行する3つの影…。
闇夜に浮かぶ、その影が月明りに晒され姿をみせる。
黒塗りのハンググライダー3体。
ニンジャ・マスター:ヨシュア!!!
クノイチ:カムイ・リオ!
アタッカー:シラヌイ・ユーイ!である!
ヨシュア《カムイ 1人だけおくれてるぞ!陣形を乱すな》ジジッ(インカム)
陣形はデルタ・フォース。
真上から見た場合、綺麗な正三角形が描かれる。
寸分狂わぬ飛行をすれば、それだけで十分威嚇できる陣形である。
カムイ《わーミスった!ちょっとなに?急に話しかけないでくれる?》ジジッ
ヨシュア《まさか…また、ながらスマホか…?》ジジッ
カムイ《あーんもーおわったー 誰かツム○ムハート下さーい(泣)》ジジッ
ヨシュア《はぁ!?任務中だぞ!ツムツ○すな!》ジジッ
シラヌイ《送信(ボソ)》ジジッ
カムイ《わーい 姉御ありがとーw》ジジッ
ヨシュア《って 送ったんかい(汗)》ジジッ
呆れた様子で振り向くヨシュア。
と、その時「!?」何か来る…目視はできないが遥後方から、凄まじい勢いの気配を感じた!
カムイの背後を凝視するヨシュア。
カムイ《…なに? どしたの? こわいんだけど……ぇ?》ジジッ
二人の会話のやりとりに、つられて振り向くシラヌイ。
そして「!?」何か見えたって顔する。
カムイ《‥ぇ? …わたし?…………?》ジジッ
カムイが後ろを振り向くと同時に、その脇を猛スピードで何かが突き抜ける。
ドシューーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!
接触したか!
否か?
紙一重である。
その物体は、デス・プリズンめがけ飛んでゆく!
ムササビ・スーツにフルフェイス!
極楽野郎…。
ジライヤ!参上である。
ヨシュア《あのバカ!(ジライヤの事)隠密行動が台無しじゃねぇか!!》ジジッ(インカム2回目)
シラヌイ《そうなの?あたしドンパチやりたい!!(笑)》ジジッ
_____※ここで今さら説明ではあるが、インカムとはヘッドホン型の無線通信機の様なアレである。ちなみにジジッは効果音。____
補足:シラヌイ・ユーイは血の気が多いらしい…。
"ポキン"
不意に何かが折れた様な、金属音。
シラヌイ《ちょっ!リオチャン!!(カムイの事)左翼折れてるし!!!》ジジッ
カムイ見る→左翼→折れてる確認
カムイ《…さいあく》ジジッ
カムイのグライダーは、一度ゆっくり垂直になると、まるで羽子板遊びの羽根の様に、キリモミ状態で落下してゆく。
カムイ《あーーーーれーーーーーーっっ!!!!とかいってw………えい!》ジジッ
緊急離脱用レバーを引く。
バフッ
ニンジャ・パラシュート展開。
シラヌイ《フーッ あの娘、あれでいて案外冷静なのよね……ていうかあの"ニン"て文字ダサくない?》ジジッ
黒いパラシュートの生地に漢字で"忍"と大きな文字。
文字は金色。
ヨシュア《…"シ!ノ!ビ"!だ!!…"ニン"と読むな"ニン"と!》ジジッ
女性陣に黒地×金文字の良さは伝わってないようだ。
ヨシュア《カムイ!無事か?応答せよ》ジッ
バサッ↓
バサッ↓
バサッ↓
密集する木々に落ちる。
カムイ《はいはーい !ぶじでーす!》ジッ
ヨシュア《よし …おそらくもうじきお前だけインカムの範囲外になる…通信は途絶えるが合流できるな?》ッ
カムイ《はい!あるいてゆけるとおもいます!…てかスマホあるでしょ(ボソ)》
ヨシュア《こ…森も…目指すプリズ…内部も圏外だ!ス…ホは使えん》プッ
カムイ《げっ…きこえてたの…》シーン
パラシュートは枝に引っ掛かり宙吊り状態だ。
シュピン!!!
そこはクノイチ、小太刀でパラシュートのベルトを切り離すと華麗な宙返りで地面に着地。
カムイ『夜の森って 不気味…』
一人ぼっちになったカムイは素にもどる。
大人ぶってもまだまだ幼い18歳の女の子だ。
インカム搭載のヘルメットを外し、ロングヘアーを風になびかせる。
左手につけたお気に入りの"シュシュ"で髪を束ねる。
そして頬を両手でパパンと軽く叩き、気合いを入れると暗い森を警戒しながら歩き始めるのであった。……………つづく
次回 零fighter山鷹隊 【最恐!看守長アギレラ】どうぞお楽しみに
全国のチビッコたちぃ〜
わからない漢字があったら大人に聞こう!
女子高生ファンのみんなーまーたみーてねー!
次週に向かって『スクランブル!GO!!』