コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 零fighter山鷹隊 ( No.10 )
- 日時: 2017/06/07 19:19
- 名前: ワタル (ID: y1N6F4if)
【サイバーポリス!パワーストーム!】
突如、現れた謎のサイバーポリス!
あたりは白煙に包まれる。
ミケルソンを抱き抱えると凄い跳躍力だ!
一度コンクリートの壁を蹴り上げ、二段飛び!
ホールに戻った!
そこへ、庭の方からバイクが勢いよく迫り来る!
穴スレスレで止まる。
ギャギャギャギャ!キーー!
そのバイクの形状は、
バカでかいタイヤ1つでバランスを取っており、ボディーは平たいカプセル型をしていた。
上半分の透明なハッチが開き、中からスタイルの良い豊満な女性が姿を現わす。
ボディースーツのジッパーは胸元まで下げられている。
というより発育が良すぎて収まりきらず、ジッパーは上まで閉まらないのだろう。胸にはやはりサイバーポリスのロゴ。
両腿にはホルスターが付けられ、スコーピオンが2挺、左右にそれぞれ装備。
背中にショットガンを背負っていた。
まるで、A・Jとジョシュの装備を足したような武装だ。
顔にはガスマスク。
その女は見た目とはウラハラに幼い声で話始めた。
女『パワーストーム下に生存者が1人残っているわ…』
指差す方向には、意識を取り戻したジョシュが助けを求めている。
無傷で元気そうだ。
あまり状況が把握できていないらしい。
指示に従うパワーストーム。
全長は2.4M程のパワードスーツだ。
パワーストームの腕から、かぎ爪のついたワイヤーが発射される。
ボシュッ!
装甲車に届いた。
パワーストーム『そこの君!それを腰に巻きつけ私の真下に来たまえ!』
ジョシュはようやく周囲の光景に気づき、ギャーと騒ぐ。
真下にくるとワイヤーを巻き上げ、ジョシュを引き上げる。
しかし催涙ガスの充満する中で、平気にいられるジョシュ。
そう!
なにを隠そう彼の愛用ヘルメットは、ガスマスクが標準装備されているのだ!
女『あら 坊や 民間人のわりに良い装備ね…』
明らかに年が近いもしくは、年下かもしれないその女の発言に、
ジョシュはキレ気味に応える。
ジョシュ『助けてもらって言うのもなんだけど! 坊や呼ばわりはよしてくれ!』怒
女『あら これは失礼 私の名前はランブル・フィッシュ あなたの名前は?坊や…』笑
クスっと目が笑う。
ジョシュは自分の名前を名乗ろうとして、ハッとした!
なぜならサイバーポリスのロゴを目にしたからである!
A・Jやジョシュのような賞金稼ぎは=罪人と見なされる風潮にあった。
フレディーなどの指名手配犯と同類扱いだ。有無を言わさず豚箱行きだ!
ジョシュ『僕…坊やでいいです…ははは』苦笑
ランブル・フィッシュ『…へんな奴…まあ どうでもいいわ…それにしてもスネーク達…フレディーごときに 何モタついてるのかしら…』
どうやら他にも仲間がいるらしい。
ジョシュは早くここから逃げ出さないとマズイと思った。
ミケルソンは気を失なっている。
手当てを施すパワーストーム。
パワードスーツはかがんだ姿勢で停止状態。
大きく見えたパワーストームは175cmとわりと普通だ。
ミケルソンと、さほど変わらない。
と、その時ランブル・フィッシュのバイクに通信が入る。
その隙にジョシュは、その場を離れ…不自然に開け放たれ破壊されている2階の扉へと向かった。
さいわいにも、ジョシュの行動は気にもされていない。
そこは渡り廊下になっていて争った跡と一つの遺体が転がっていた。
マカロニだ!
その死に顔はどこか嬉しそうだった。
まるで戦いを愉しんだように…。
そこにA・Jの姿は無かった。代わりに血痕が廊下に続いている。
ジョシュ『A・J…』
愛用銃のスコーピオンを構え、ジョシュは走った!
階段は上に続く方と下につづく方がある。
上の階からかすかに、少女のすすり泣く声が聞こえた気がした。
しかし今は
血痕のつづく下の階段を駆け下りる!やがて激しい銃撃戦が聞こてきた!
ズガガガガガ!
ドムドム!ドム!
バン!バン!バン!
音のする、扉の前まできた!
ふいに聞き覚えのある声に呼び止められる!
A・J『ジョシュ!止まれ!』
慌てて突撃を、とどまるジョシュ。
ジョシュ『良かった無事だった!』
ジョシュはA・Jの傷口を探す。
ジョシュ『A・J!止血しないと!』
まさぐるジョシュ。
A・J『やめろ気持ち悪い!俺は無傷だ!あの血痕はフレディーのだ!最初に俺が一撃浴びせた!あのホールでだ!…それに待機してろと指示したはずだ!』
いったん落ち着き。
それより"中を見ろ"と扉の向こうを覗かせた。
両開きのその扉は上半分は明かり窓(ガラス)になっている。
身をかがめるように覗き込むジョシュ。
そこには、建設機械用の重機を改造したマシンに乗り込んだフレディーが暴れまくっていた。
応戦するのはサイバーポリス数名、すでに何名か負傷している。
遺体もみえる。
隊長らしき男『ヨコタ隊員!いつまでも隠れてないで、左から回り込めぇぇ!! プロットマン!お前1人で無茶をするな!!下がれぇぇぇええい!! タンク隊員とクンカ隊員は、俺様に続けェェ!!』
タンク隊員『スネーク隊長ぉお!クンカ隊員が撃たれましたぁああああ!……グワァア!………私も撃たれ……ましたっ!……まだ戦えます!グハッ!』
スネーク隊長『クッソウ!タンク隊員は、クンカ隊員を連れ退避!……。ランブル達は、ザコ相手に何をしている!コッチが大元だろうによ!……。プロットマン!いくらお前でも一人では無理だ!退けぇいい!』
プロットマン『ふん!この私に、命令するなってぇの!!』
バババババ!
ドムドム!
ズダダダダダダン!
ヨコタ隊員『アサハカ隊員!アサハカ隊員!……駄目だ!息をしていない!クソゥ!スネーク隊長!アサハカ隊員が死亡しましたぁああ!グスッ(鼻をすする音)手榴弾の使用許可を!!』
スネーク隊長『なにぃい!やりやがったな!フレディーの野郎ぉ!……しかしダメだっッ!ヨコタ隊員!!そんなことしたら、全員吹き飛ぶぞぉおお!』
ドムドム!
バン!バン!バン!
……覗き見る2人。
A・J『あいつら突然、窓から進入してきた!一体何者だ!?』
ジョシュ『A・J!あれはサイバーポリスだよ!』
A・J『何!だとしたら時期に応援がくる!隊長らしき男が最初に応援要請していた! それから、あのプロットマンとか言う男……手馴れてる……。』
ジョシュ『ていうかもう来てる……隣の棟にいた……ははは』苦笑
A・J『なに!それをはやく言え!奴らが出てくるとなると、この山は俺たちが首を突っ込むレベルではない!……退くぞ!』
A・Jとジョシュはすぐ近くの窓を開け外に出る。
一目散に走る2人。
そこへサイバーバイクで戦場に乗り込むランブル・フィッシュ。
間一髪!A・J達は、接触を免れる。
サイバーバイクに備え付けのマシンガンが火を噴き扉を破壊!突入!
そのままフレディーの注意を引き、おとりになるランブル・フィッシュ。
突然の奇襲に錯乱状態のフレディー。
つづけざまにパワードスーツのパワーストーム突撃。
コックピットを破壊!
投げ出されるフレディー。
取り囲むスネーク隊。
形勢は逆転!!終焉を迎える。
その後…意識を取り戻したミケルソンはジェシカを救出。
無事を喜んだ。
___いっぽう…暗闇を走るA・Jとジョシュ。
ジョシュ『ああ〜結局 今回も報酬ゼロかよ〜』泣
ゼェハァ!ゼェハァ!
A・J『言うな!命あればまた稼げる!』
ゼェハァ!ゼェハァ!
フレディーの館を脱出すると、すぐに森があった。
2人はその森沿いを走った!
隠しておいたサニトラを目指した。
すると突然、森の中から暴走車が飛び出してきた!
ガサガサ!
ブロロオオオオン!
飛び退く2人。
急ハンドルを切るパジェロ。
助手席の男がなにやら窓から顔を出して暴言を吐く。
何をいったかは聞き取れないが、ニュアンスでわかった。
ジョシュ『なんだよ!危ないな〜!』
A・J『チッ しかもこんな真夜中に…』
暴走していく一台のパジェロ。
瞬く間に姿を消していった。
A・Jとジョシュはサニトラに戻ると森に入る。
しばらくの間、ここで身を潜めることにした…つづく
次回 零fighter山鷹隊 【デス・フォレスト】どうぞお楽しみに
全国の女子高生ファンのみんなーまーたみーてねー
次週に向かって『スクランブル!GO!』