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- Re: 零fighter山鷹隊【参照3000超え大感謝!】 ( No.104 )
- 日時: 2017/06/12 22:25
- 名前: ワタル (ID: jd737JEz)
【戦慄の母艦……その4】
A・J「少しでも動いたら撃つ!! ……いいか!これは、脅しなんかじゃないぞ!!」
ドックン!
ドックン!
ドックン!
緊張から、自身の心臓の音が"リアル"に聴こえる……。
恐怖に拍車をかけるように点滅する照明器具は、頭上のシーリング・ライト……。
足元には、何かのケーブルか?
ホースの様なパイプ類が散乱している様に見えた……。
暗がりで、それが何かは、定かではないのだが……。
ジジッ……!
ジーージジッ……!
ウクレレは、A・Jの呼びかけにも応じず、微動だにしない……。
だが、待て!!
何か、様子がおかしい!!
ウクレレは、まるで!
"ソコに生えている"かのように、ピクリとも動かないではないかっっ!!
さらに!
戦慄が走る!
暗がりで、良く見えてはいなかったが、
その足元を注意深く観察すると……、
まるで樹木の根のように不気味な触手が、辺り一面に埋め尽くされている!
思えば、床にホースが散乱していると錯覚したのは、
ウクレレの下半身から伸びる無数の触手だったのだ!!
部屋中を埋め尽くし、天井までビッシリだ!!
A・J「しまった!!罠か!!」
そこへ、ギタレレゾンビを瞬殺で駆逐したプロットマンが駆けつける!
プロットマン「ゾンビ・ジサは、殺ったぜ! こっちはどうだい!?……ゲェ!」
A・J「来るな!プロットマン! 触手の餌食になるぞ!!」
プロットマン「しゃらくせぇぇい!!ヘビじゃあ、なけりゃ!こんなモノォウッ!」
プロットマンは、折り畳みスコップで応戦するも、ものの数秒で触手に奪われた!
さらに、手脚の自由も奪われて拘束される!
そして、
プロレス技の"ロメロスペシャル"をかけられた様なポーズで締め上げられた!!
プロットマン「うおーーー! NO〜! NO〜!」
A・Jもまた、油断した隙に銃を奪われ、触手にプロレス技をかけられた!
コチラは、実際には不可能であろうと、噂される架空のアニメ技"パロスペシャル"だ!!
A・J「やめろ!!ぐはっっ!!クソッタレが!」
抵抗するA・J!!
触手の技のかかりは甘く、
まだ完全にキマっていない!
だが、
締め上げられるプロットマンの方は、既に泡を吹き失禁していた!!
股間のシミの形は、まるで母国の国旗だ!!
そんな中、
武器庫の鋼鉄の箱の中に隠れ潜む、擦り傷だらけの男がいた……。
シュボッ
「フーーーッ」
タバコに火をつける。
バン!
勢いよく鋼鉄の蓋が開いた!
中から出てきたのは、傷だらけのスネーク隊長だ!!
そう、
あの時、武器庫に逃げ込み、
そこで豹変したウクレレの触手に、
飲み込まれ、押しつぶされ、圧迫されて、
死にかけたハズのスネーク隊長。
死に際に、
最期の一服と思い、
胸ポケットから出したタバコに火をつける為、
使用したジッポーの僅かな炎が、
運良く、あの忌まわしい触手を退けたのだ!!
スネーク「ナイス!スモーキング!俺!」※回想シーン
(シュルシュルと触手は縮み、その隙に鋼鉄の箱に隠れるスネーク、その試着室程のデカさの箱には、マシンスーツが収容されていたのだ!)
その後、ウクレレは、武器庫から逃亡。
スネークは、しばし身を潜め、1人かくれんぼ状態であったのだ。
敵の弱点は、炎。
僅かな灯火でさえ嫌う。
まさに!ナメクジにかける塩の如し!効果てきめんなのだ!!
スネーク「読者諸君! そろそろ、私の出番だ!!」
バン!
扉(鋼鉄の箱)を開け放し登場!
ドン!!(ジョジョ立ちで決めポーズ。頭リーゼント)
プシューーッ!
特殊なアンドロイド・マシンスーツを着用。
右手はまるで、ロックマンか?
はたまた、コブラのサイコガン!
それらを連想させるファイヤーウエポン!
特撮映画に出てきそうな、着衣式ロボコン仕様だ!(胴長短足なフォルム。)
葉巻を咥え、悪ブル中年の勇姿!!
コズミック・サイコスネークの誕生である!……つづく。
次回 【戦慄の母艦……完。】どうぞお楽しみにw