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Re: 零fighter山鷹隊 【完結】 ( No.111 )
日時: 2018/12/11 03:00
名前: ワタル (ID: q6B8cvef)

【それぞれの結末、新たなる冒険の始まり】


暗雲が晴れ、

魔竜に乗るガンドラゴンの姿が、眩いサンピラーの中に消えて行く。


デストロ「戦いは終わったのか? アニキ?…… いない。 」

堕ちたミフネの姿は、確認できていない。

チャッキーの群れ(パペットモンスター)を駆逐したデストロ。

遠隔操作で、円盤型宇宙船を起動した。

腕につけたリスト型発信機から座標を入力、自動操縦の円盤型宇宙船は、
直にこの魔城に到着する。

デストロは、落ち着きを取り戻すと現実を重く受け止め、対面の塔へと向かう。
そこにあるであろう、凍りの彫刻と化したヨシュアを奪還すべく……。

その頃、
時間の流れが異なるスピードでの死闘を繰り広げるA・Jと鏡のジョニー。

しかし、
可笑しな事に、A・Jが2人。
1人は追い詰められ、隠れ身を潜ませる手負いのA・J。
もう1人は、余裕の表情で不敵な笑みを浮かべ葡萄をかじるA・J。
その頬には、真新しい傷がある。
恐ろしく不気味な目つきのA・Jである。

不気味なA・Jの正体は、鏡のジョニーだ。
この空間において彼は何者にもなれるのだ。

そう、この間にも、獣になりA・Jを翻弄し、スズメバチになり脅かせ、雷神となり雷を降らせた。

そして、ようやく飽きてきて、最後にA・J瓜二つの姿に化けたのだ。

ジョニー「フハハハ! どうだA・J! 最期に言い残す言葉はないか?このまま貴様を始末した後、貴様と入れ替わりお前の女を頂く、名前をシューティング・スターといったな、あれはいい女だ、戻れば俺を貴様と思い込み、さぞ丹念に愛でる事であろう。寂しそうにご無沙汰していた、くびれた安産尻に俺の巨砲の味を覚えさせ、たっぷり可愛いがってやるぜ……。フハッフハッフハハハハハハ!」

さながら魔王のように高笑いを上げ、勝ち誇る鏡のジョニー。

すると、
突然、上空に巨大な顔が浮かび上がる!
それは死んだはずのボンバーサイズの怨念だ!

ボンバーサイズ「道ずれじゃあ! 見つけたぞ!A・J!お前を道ずれじゃあ!」

ズゴゴゴゴゴゴ!!!!

物凄い形相で吸い込むボンバーサイズ!
口を窄め襲い来る!
全てを飲み込む凄まじいバキュームだ!!

ジョニー「バカな!? あれはボンバーサイズ! おい!俺はジョニーだ!やめろ!やめてくれーーーー!!ギィヤァアアアアアアア!!!!」


ダン!ダン!ダン!

ジョニーのリボルバーの銃弾の抵抗も虚しく、その肉厚の唇の餌食となった。

予想だにしない展開!ジョニーはボンバーサイズの怨念に飲み込まれ絶命した。

よって、デュエルの勝利者はA・J!!

次の瞬間!

A・Jの身体は、現実世界に引き戻された!

A・J「うわああああああああああああああああああ……!!」


……。

……。

……。



長い時間が過ぎた様だ。

あれからどれくらいの時が流れただろう……。

「いつまで寝てるの?遅刻するわよ。」

その声に、目を覚ますと、全てが過去の出来事になっていた。

「A・J!今日は新しい仕事に就く初日でしょ?」

ここは?

目の前には、あれから少しだけ年を重ねたセクシーブロンドの女性。

その自慢のしなやかなロングヘアーは、今は束ねてある。

目線を下げると、

下腹は大きく膨らみ、新しい生命の息吹を宿している。

シューティング・スターだ。

あの魔界戦争から、2年の月日が流れていた。

まるで、昨日のように思える。

結局あれから誰がどうなったかすら覚えていない。

シューティングスターに訪ねてみても、「今はまだ、思い出したくない」との一点張りだ……。

時が経てば、話してくれるだろう。

それまで気長に待つしかない。

ひとつだけわかっているのは、平和が戻った平凡な日常、といったところか。

しかし、

外出する際は、この何層ものウイルス除去ゲートをくぐり、ガスマスクをしなければならない。

そして最寄りの、テレポートステーションに行き音声で行き先を伝えると、無人のマシンがものの数分で到着して職場へと移動してくれる。

すでに、人が自由に乗り物を動かす時代は、終わったのだ。

すべてA・Iに管理され、事故も皆無。

ガスマスクを着用するのも、このシステムを潤滑にする為に大気を調整しているらしい。

常に視界が悪くモヤがかかっているようだ。

しかし、これによってスクリーン効果を利用した交通ダイヤが組み込まれているらしい。

文明の変化のスピードに、人間の進化が対応しきれてないのだ。

このモヤの中、行き先を入力しなければ何処へも辿りつけないだろう。

誰が考えたのか、虫くらいの大きさの光の玉が付かず離れず誘導してくれる。

通称「フェアリー」国民の1人1人全てに1個体、割り当てられている。

裏を返せば全て管理されている。

A・Jはそんなモヤの中を、モヤモヤとした気持ちで、今日も全国に999店舗ある「カーニーバーガーレストラン」のディナーのシフトで勤務する……。


一方で、
ヨシュアは解凍後、息を吹き返し更なるチームを編成し、国家の軍事機密にリーダーとして従事する。
ジライヤ、リオも共に所属。


ガンドラゴンは消息不明。A・Jとはまた別の世界へ。

ジョシュは、カーニーバーガーレストランへ、物資を運ぶ配送業務員となる。
A・Jとは再開せず、すれ違いの日々を送っていた。
顔つき体型、雰囲気までも変わってしまった為、お互いなかなか気づかない。

ユーイは、エルドラドの謎を解き、単身エルドラドへ旅立った……。
このエピソードは、またの機会に……。

リンクスは片目の視力を失って自暴自棄になり、一年間地下娼婦となるが、今はショージムのカリスマトレーナーとなり、人気をはくし、大勢の会員を抱えている。特技はポールダンスと美尻スクワットだ。
地下娼婦で稼ぎまくった金で、目の手術を施しオッドアイに。人々を魅了する魔法の目を手に入れていた。

ミフネはというと、妖怪共の巣食う異国の結界の地で、ハーレムを作り、サムライクリークの長となり日々妖怪退治へと繰り出す。
唯一、巨乳巨尻低身長童顔の九尾の狐だけ例外である。他にも女妖怪を数匹手懐けている。
サムライクリークとは剣豪集団である、大半は女である。もちろん刀剣四姉妹も一緒に暮らし戦う。
その他数多くの女剣士、女忍者と共に。

女達は暗黙の了解で代わる代わるミフネの怪物を口いっぱいに頬張り、それを受け入れる期待と興奮で、
蜜壺を想像以上に濡らし、溢れさせる。
それでも怪物は逞しく、充分潤滑になってるはずの、その秘密の花園を窮屈そうに押し広げ、
メリメリと桜色に充血した肉壁を擦り捲り貫く。
最低でも三度は絶頂させる。
女達は、一度それを味わうと癖になった。
噂を聞きつけ幾度もミフネを誘発する、時に複数人で奪い合うように。
そこに些細な嫉妬はあれど、我先にと根こそぎ味わい尽くして、皆、上も下も唇はだらしなくズル向けだ。



最後に、
デストロは、口八丁手八丁で再び逃亡。
区妙な策で、鉄壁の防護網を潜り抜けて見せた。

しかしその身体には、マイクロチップが埋め込まれ、管理されている。
彼は、飽くなき探究心から、女体島を探す旅に出ていた。

その島こそが、伝説の島サムライクリークとも知らずに……完。