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Re: 零fighter山鷹隊 ( No.3 )
日時: 2015/04/30 20:27
名前: ワタル (ID: aVnYacR3)

【復活!ミフネが斬る!】

黒煙立ち込めるデス・プリズン。
鳴り響くサイレン。

ミフネ『騒がしいな…きてくれたな!あいつら』

激しい攻防戦に、目を覚まし立ち上がるミフネ。

そのまえを、看守達が慌ただしく走り抜ける。鉄の扉で視界は遮られてはいるが…。気配でわかる。

何者かが来た!
揉み合う音。

しばらくして、静かになったかと思うと鍵を開ける音と共に、見覚えのある懐かしい顔が、姿を現す。
と言ってもマスクを被っているが。
忍者の格好をしたメタボ体系。

ジライヤである。

ミフネ『ジライヤ!来てくれたか!恩にきる!』

ヨシュア達もきている事を告げるジライヤ。
ミフネも、知っていると微笑む。

しかし、こうしてはいられない。
ミフネは、スカルフェイスと死闘のあと、刀を奪われていた。
ここへ、収容される前の奴らのやりとりを思い出した。

__________時はさかのぼる。

謎の長身の男『ほう…これがミフネの千人斬りの異名を持つ"竹虎"か…』

アギレラ『デリンジャー将軍 コレクションがまた一つふえましたのう』
図太い声で言う。
謎の長身の男の名は、デリンジャー。

デリンジャー『ふん!こんな"なまくら"刀いらぬ!…アギレラお前の殺風景の所長室に日付けを入れて保管しておけ!今後この刀は見せしめとして抑止力となろう…』

スカルフェイス『へへ 噂ほどたいした奴じゃねぇなぁ』かん高い声で言う。

アギレラ『この刀、わしの部屋にもっていけ』
副看守長『御意』___________時は戻り。

ミフネ『所長室だ!ジライヤ!刀がそこにある!』
ジライヤは、ミフネをおぶって韋駄天の如く走る。

途中現れる、看守達も難無く倒すジライヤ。忍者手裏剣炸裂。
ミフネは看守のリボルバーを奪う。

遂に所長室の前に辿り着く。そこにロイドが一体。投げる忍者手裏剣。


キンキン!

弾き飛ばされる手裏剣。ひるみ一瞬立ち止まるジライヤ。

ロイドの反撃!ポリスリボルバーの銃口がジライヤに向けられた。
ミフネはすかさずその反撃を制する!負ぶさりながらロイドの銃を持つ手を撃ち抜く!

バン!

間一髪。

そこへ飛び蹴りを見舞うジライヤ!ミフネもタイミングよく離れる。
ロイドはジライヤの飛び蹴りを喰らい、壁にぶつかり火花を散らしショートして倒れる。

所長室に気配を感じたミフネ…。
気にせずドアを蹴破るジライヤ!

しかし、中には誰も居ない。確かに気配を感じたのだが…気のせいか。
見渡すミフネ。
目の前に大きなテーブル。囲むようにソファが配置。
奥の方に木製の丈夫そうで、重厚な造りのデスク。肘掛け付きのチェアー。
部屋のサイドには戦利品とおぼしき物が置かれていた。

その中にミフネの愛用刀"竹虎"があった!
刀装備!

キュピィィィン!(力がみなぎる音)
※今後、この効果音は復活。回復。などのイメージ音としてたまに使用します。

ジライヤも何故か得意顔。
マスクを被っていますが…。笑

とその時、爆発音が!

これはバズーカ砲の音!ミフネとジライヤは顔を見合わせ、部屋をでる。
この状況が何を意味するか理解するのは、百戦錬磨の彼らには容易い事である。

部屋に誰も居なくなったことを、確認するとデスクの下に身を潜めていた男が姿を現す。
デリンジャー将軍だ!
部下のまえでは、大威張りでも一人となると小心者の小物である。
一目散に部屋を出ると、荷物運搬用のエレベーターに乗り込み地下ガレージへ。

スカルフェイスが車の整備をしている。勿論、整備資格などもってはいない。

デリンジャー『おい!車を出せ!今すぐだ!』

地下ガレージには、警報機はなくサイレン音も届いていない。
デリンジャーがキレ気味に、敵襲に気付かぬか!とまくしたてる。
スカルフェイスは爆発音や、建物の揺れをどこかで、花火でもあがっていたのかと思ったと、とぼける。

気の短いデリンジャーは、スカルフェイスの言い訳を聞き終わる前に、愛車のパジェロに乗り込みエンジンをかけた。
慌てて助手席に乗り込むスカルフェイス。
ボンネットは開けたままだ。
デリンジャーはワーワーと文句を言うと、スカルフェイスはボンネットを締めに降りる。
次はガレージのシャッターのボタンを押すかと思いきや、こちらに乗り込もうとするスカルフェイスに嫌気がさし、ひこうとする。
これには、スカルフェイスも顔色を変える。
文句を言おうとするスカルフェイスに対し、シャッターのボタンを指差し、怒鳴りつける!
ようやく理解したのか、スカルフェイスはこれは失敬しましたと言わんばかりの態度でボタンを押しに行き、いそいそと申し訳なさそうに助手席に乗り込む。
いつもの事である。

ズガガガガガガ…

重いシャッターが開く。デス・プリズンは騒然としている。

デス・プリズンを脱けだすパジェロ。

___いっぽう、ミフネ達は交戦する方角へと急いだ。

アギレラ『ガハハハ 愉快×2 』
ヨシュアとシラヌイを撃破し優越感に浸るアギレラ。

とどめの一撃をシラヌイに見舞う為、小屋を見るアギレラ。
弾薬を詰めようとするが、異変に気づく。

何故かバケツに水、弾薬がプカプカ浮いてる。

忍者姿の女の子!いつのまに!!

カムイ『にゃは』

アギレラ『ななな!?なんだ貴様!?』

カムイ『なんか ロボットがバケツリレーしてたからもってきちゃった』笑
それは消火活動である。

アギレラ『ぐぬぬ ふざけおって』
アギレラはカムイを、捕まえようとするがすばしっこい。

壁にかけてある斧をとり、暴れるアギレラ!
これにはカムイも必死に小太刀で応戦。

しかし、圧倒的パワーの差で徐々に押されるカムイ、このままではやられる!
追い詰められるカムイ。

ふりかざされる斧!

目をつぶるカムイ。

スパン!!

閃光煌めく刃筋。

ビュ!

チン!

ドサッ

カムイ『ん?』

アギレラは斬られ倒れる…その後ろに立つのはミフネ。

ミフネ『待ちわびたぞ…いや助けにきてくれてありがとな』笑

カムイ『隊長』笑

ジライヤ何故か照れた様子。※マスク被ってますが。

そこへ誰かが走ってきた!

ダッダッダッダッダン!

シラヌイだった!アギレラに打ち落とされた小屋は大量の藁が敷き詰められていた…そこは家畜小屋。
そう、藁がクッションとなりシラヌイは無事だったのだ。

シラヌイ『コンニャロ!さっきはよくも!!…って死んでるし…』
カムイ『姉御ぉ〜』
ミフネ『オッス』笑
シラヌイ『あれ?リオちゃん無事だったの?よかったーてか皆いるし』笑

しばし再開を喜んだ。

ミフネはヨシュアは?と尋ねたが、シラヌイの表情が変わる。
その顔で全て察した。
それ以上は聞かない。

哀しみをまというつむく一行は弔いの為、屋上へ。

断崖絶壁の谷を見ながら黙とうする。
すでに火も消え、サイレンも鳴り止んでいた。

夜も空け始めていた。
また、いつのまに、
どこからかカムイが花を摘んできていた。
それをシラヌイが受け取り器用にリーフをつくる。

ミフネはリーフを受け取り谷底へ投げる。

ミフネ『ヨシュア〜!!』
シラヌイ『ヨシュア〜!』涙
ジライヤ『……』号泣 ※マスク被ってます。

カムイ『よしゅあさ〜ん』

さ〜ん

さ〜ん

さ〜ん

カムイの声がこだまする。

すると

ヨシュア『わりぃ〜まだ死ねね〜わ』笑

ヨシュアは被弾した直後、忍者フンドウを放ち、ぶら下がっていた。
固定された状態で軽く意識を失っていただけだった。

ミフネ達は、驚いて引き上げた。
そして、お互い喜び讃えあった。

これから始まる闘いの幕開けである事にすぎない事を、一行はまだしるよしもなかった…。


次回 零fighter山鷹隊 【その名は A・J】どうぞお楽しみに

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