コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 零fighter山鷹隊 ( No.41 )
- 日時: 2015/11/15 23:10
- 名前: ワタル (ID: vlOajkQO)
【救出のヨシュア!刀剣四姉妹!見参!】
_____霧の中を飛行する…黒塗りの大きめの軍用ヘリコプター。
零fighter山鷹隊(さんおうたい)だ!
ヨシュア『たくっ…リオの奴!何している!?このまま行けば操縦不能エリア"魔界"に突入するじゃねぇか?』
そう
リオのSOS信号は魔界の入り口と呼ばれる渓谷"デスバレー"周辺から発信されていた!
ヨシュアのヘリは濃霧に包まれる!
ヨシュア『くそ!何も見えない!コレより自動操縦に切り替える!』
操縦席を離れ、他の乗組員のいるゲートに向かうヨシュア。
ウィーン
ガチャ
そこには4人の剣士風の女達の姿。
長女:大典太夫 光世(おおてんだゆう みつよ)
出立ち:カウボーイハットにビキニアーマー(赤)。ネイティヴアメリカン風ポンチョ。腰に二刀流。色白巨乳。金髪。大胆不敵。身長153㎝。※厚底ブーツ着用の為170㎝。
次女:切丸蔵 袮々(きりまるくら ねね)
出立ち:アメスク(アメリカンハイスクール風制服:白×緑)に刃渡り2Mの長剣(日本刀)※正確には刃渡り216.7cm。身長178㎝。ボーイッシュ。酒豪で豪快。
三女:右京左文字 小夜(うきょうさもんじ さや)
出立ち:セーラー服:紺(超ミニ)※紺の短パン着用。手甲。脛当て(すねあて)。背中に小太刀二刀流。褐色娘。165㎝。
四女:古代一振 苺果(こだいひとふり いちか)
出立ち:巫女風袴(クリーム色)抜刀流。常に刀を抱いている。内股。前髪パッツン。消極的。154㎝。緊張すると苺の飴を頬張る。
注意:四姉妹とはいえ、血は繋がっていない…。
しかし親の血を引く兄妹よりも固い絆で結ばれた姉妹である!
ヨシュア『各位!準備はいいか!?向かうべきポイントはデスバレーだ!…正確に言えばその先だが…この辺りはすでに魔界で地図も出ない!しかし確実にミフネやリオはここにいる!…どうやって入ったかは皆目検討もつかないがな!』
光世『はぁ〜ん?ミフネはんは魔界でありんすか?…わての事 覚えっちょりまっしゃろか?…はよう会いたいどすなぁ〜…』クスっと笑う。
ヨシュア『…さあな』
と、冷たくクールなヨシュア。
袮々『ミフネのアニキまた酒持って来てくんねぇかな〜w…ヒックw』
ヨシュア『お前!任務中に酒なんか飲んでるのか!?…没収だ!』
小夜『…すぱー…ふぅー』
ヨシュア『これも没収!…未成年者の喫煙はイケナイ事だと教わらなかったか…?』
タバコを取り上げるヨシュア。
小夜『…あ…ちょ……ちっ!』舌打ちをする。
それらを見て、
緊張して怯える苺果…。
何かを頬張る。
その仕草を見逃さず、睨みを効かすヨシュア。
ヨシュア『苺果!何を口に放った?…まさか!?ドラッグじゃねぇだろうな!』
ドキっとして首を激しく左右に揺さぶる苺果。
ヨシュア『苺果…食べた物を吐き出せ!』
驚き涙目になり、口に含んだ飴を吐き出そうとする苺果…。
中身はイチゴ味の飴であるが…。
すると
その苺果の行動を制し、
背中に挿した二刀流を抜き、ヨシュアに詰め寄る小夜!
小夜『苺果はアタイらと違って真面目な良い子なんだよ…疑うのやめてもらっていいっすか?』
その緊迫したやり取りに慌てて仲裁に入る"長剣使い"袮々。
袮々『ば〜か!ヒックw…小夜!ミフネのアニキのマブダチに手ェあげんじゃねぇよ!…どーもとぅいまてんw(スミマセン)』
酒くさい。
袮々が慌てて仲裁に入ったのには理由がある…。
何故なら小夜に詰め寄られた時、既にヨシュアは小夜の急所に短刀を"寸止め"していたからだ!
袮々は見逃さなかった…。
今の状況下でヨシュアなら、やり兼ねないと思ったからだ!
無理もない。
魔界の恐ろしさはサイバーポリスのトップ機関と繋がりのあるヨシュアのみが知る。
そこへ、この世間知らずの山育ちの田舎者達と一緒に、紛れ混んでしまったのだから…。
ヨシュアの心理状態は緊迫してピリピリと張り詰めていた!
ヨシュア率いる零fighter山鷹隊の本来の任務はデリンジャー将軍の確保!
魔界に潜入する事ではない!
だが
いつもミフネやリオ、ユーイなどが問題を起こす…。
能力が有り腕はいいが、曲者共であるメンバー達。
彼、彼女らを束ねるヨシュアは頭を悩ませていた。
物事を完璧にこなす事こそ美徳。
それがニンジャマスター・ヨシュア。
と!
その時!
警告音がなる!
リオのいるポイントに到達した!
ヨシュア『各位!パラトルーパー出撃準備!』
言いながらコクピットに向かうヨシュア!
光世『あんたらモタモタせんと…はよう支度おしや〜!』
既に出撃体制の四姉妹長女!大典太夫 光世!
苺果『はい!姉上!』
袮々『おうよ!…ヒックw』
小夜『わーてるよ!(わかってるよ)』
…光世は察していた。
袮々は強敵と戦う前に酒を煽り自身を奮い立たせる事。
小夜が普段吸わないタバコを吸う時は、生命の危険に直面している時、不安を取り除く為の行為である事。
苺果に関しては言うまでもない…。
常に苺飴のストックを大量に持ち歩いている。
やがて
霧が晴れ…
操縦するヨシュアの目の前に化け物が姿を現せた!
三面六臂の阿修羅観音!
顔は三面共に怒りの形相!
そこにミフネやジライヤの姿はない!
応戦するのは!
鬼神と化した!
神威(カムイ)・リオ!!
巨体と互角に攻防を繰り広げる!
ヨシュア『ミフネはどうした!?ジライヤは!?』
一度旋回するヨシュア!
いた!
山積みになった、死体?の上に寝転がるミフネ。
ジライヤの姿はない。
次の瞬間ヨシュアに不安がよぎる。
リオは、神威になってから何分たった!?
まずい!
このままではリオが神威に支配されてしまう!
30分以内にあの阿修羅観音を倒さねば!
逆算して見積もったとして残りは10分あるかないか!?
ヨシュア『刀剣姉妹!リオが危険な状態だ!10分以内にあのデカブツを倒せるか!?』
ハッチバックを開け降下を促すヨシュア!
小夜『…へん!あたいら刀剣姉妹を舐めんなよ!…8分で決着(ケリ)つけてやるよ!』
袮々『ノンノンwまとめてかかれば5分で殺れんじゃない?ヒックw』
光世『……ほな…3分どす…』
バッ
勢いよく最初に飛び出したのは!
刀剣姉妹が長女!
大典太夫 光世!!
腰に挿した二刀流を抜く!!!!……………つづく
次回【サムライトルーパー】どうぞお楽しみにw