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Re: 零fighter山鷹隊 ( No.45 )
日時: 2016/02/12 20:26
名前: ワタル (ID: ejqmpl56)

【蜻蛉(かげろう)四十師団8番隊隊長!ヨシュア・ザ・サーバイン】


突如現れた魔界の渦!

まるでブラックホール!

たちまち砂嵐!

瀕死の光世、ズタボロの小夜、そしてリオが次々とその渦に吸い込まれる!
そして阿修羅のシャムシールが舞う!
まるで竜巻の様だ!

ヨシュア『袮々ェーーー!苺果ァーーーー!!』

目を凝らし叫ぶヨシュア!

館の窓際にしがみつき、吸い込まれまいと耐える。
バサバサ!

上空の渦にパペット司令官αの屍(しかばね)が吸い込まれていく!

パペットの大量の死骸も遥か上空!

舞い上がる!

そんな中、苺果はミフネを助けようと必死だ!

その小さな身体では、177㎝のミフネを運ぶには無理がある。

するとジライヤの入った鳥籠を持って大木にしがみついて隠れていた袮々が、その様子に見かねて飛び出す。

ヨシュア『無茶するな!!早く退避するんだ!』

身を乗り出したヨシュア!

そこへ、復活した阿修羅が竜巻に乗り迫り来る!

捕まるヨシュア!

6本手に羽交い締めだ!!

油断した!!

しかし、ソレ以上の攻撃はして来ず、石のように固まり生気の無い様子だ!
最後の"あがき"だろうか?

阿修羅もろとも魔界の渦に吸い込まれる!

ヨシュアの乗ってきたリバーストライクまでもが浮き上がる!

絶体絶命!!

ヨシュア『ぐああああ…忍法!狩猟豹(しゅりょうひょう)!』

※狩猟豹とは、チーターの事、昔の和名である。

ジジジ…

………。


………。


ジジジ…

バタッ…

瞬間移動したヨシュア…倒れこむ。

そこは館から離れた場所に着陸していた大型軍用ヘリコプター内部。

ヨシュア『……また…1人…生き残ってしまった……あの時と……同じ…』

薄れゆく意識の中…
ヨシュアは…過去にも似た経験をした事を思い出す…。

それは今から10年程前…ヨシュアが18歳の頃。
蜻蛉(かげろう)四十師団にいた頃の話。

それは
1小隊、5人編成。8小隊。
計40名から構成された、忍者、クノイチ、侍からなる一個師団である。
その8番隊隊長に籍を置いていた。

因みに8番隊だけは、皆、未成年であった。

最年長で28歳、1番隊隊長"服部万蔵(はっとりまんぞう)"を"お頭"とする…。
同じく1番隊の、御門(みかど)28歳と、バジリスク28歳。
彼らは三強と呼ばれ部隊の中でも恐れられていた…。

ある任務を遂行する為に結成されたのだが、隊は作戦途中…ほぼ壊滅状態に陥る…ヨシュアは1人無人島にて謎の精鋭部隊によって救助される。

それこそがサイバーポリスとの出会いだった。

そして一命を取り止めたヨシュアは秘密裏の"Dの機関"通称ダラスにて零fighterとして生きる事となる…。

※蜻蛉四十師団の物語は、ヨシュア外伝【オグル島の姫君】にて今後、公開する予定です。
因みにA・Jの【レッドヘル】
切丸蔵袮々の【妖怪絵巻(仮)】刀剣姉妹メインストーリー。
ガンドラゴンの【エルフ王国の聖戦(仮)】カトレア。ホークアイ。イーグルアイ登場。(パラレルワールド)
など続々公開予定。乞うご期待w

____そう
零fighter山鷹隊の誕生である。

当初はヨシュア、ジライヤ、リオの三羽烏であった。

そこへ

女冒険家シラヌイ・ユーイが加わり、最後に人斬り抜刀斎ミフネ・フジオが仲間入りしたのである。

___しばし意識が飛び、再び目覚め朦朧(もうろう)とする中、どれくらいの時間が経ったであろうか?
あの頃とリンクするヨシュア。

すると

何者かがドタバタと浸入してきた!

とっさに身構えるが、すぐに安堵の溜息が漏れる。

そこには

ミフネを負ぶりし息を切らす、超々長剣使い祢々!

そして!

鳥籠をもって必死顏の襦袢(じゅばん)姿の苺果!

お決まりの苺柄の綿パンが透けてチラ見せである。(14歳)
胸はAカップと思いきや意外とある。苺柄のCカップである。

ロリ好きには危なかしくて見せられない姿だ。

※襦袢とは着物のインナーである。透け透けである。

鳥籠の中身は人形姿のジライヤ…ではなく可笑しなお面だけである!?

本体が無いw

普段なら突っ込みどころが満載なのだが…。

生存者がいる事に安心した…。

ヨシュア『生き残りは…これだけか…しかし無事でよかった…』

魔界の渦に飲まれたリオ、光世、小夜、ジライヤ、きっと生きているであろう事を祈るヨシュア達であった。

そして

再び訪れるであろう地を飛び立つ黒塗りのヘリコプター。

魔界エリアから離脱した。

そこへ無線が入る。

謎の声《おはよう!ヨシュア君!…聞こえるか?》

ヨシュア《はい こちらヨシュア…》応答するヨシュア。

Dの機関"ダラス"だ。

ダラス《砂漠の都周辺で現在 内戦が起こっているのは知っているな?》

ヨシュア《ええ シラヌイ・ユーイが調査に飛びました 目的は傭兵王との接触ですが…》

ダラス《うむ よかろう…では その内戦なのだが どうやら裏で遠隔操作をし 対立する群衆を煽り 闘わせている黒幕が判明した…ソレは…デリンジャー将軍だ!…奴の手の平で踊らされている 火と風の民…このままでは双方が消滅する !隣接する魔界から既に領土に支配すべく黒い影が迫っている 奴らは強固な二つの部族が崩壊し勢力が衰えた所を狙い攻めてくるであろう…》

ヨシュア《話の腰を折る様ですみません…我々のチームも今さっきまで魔界の悪魔と闘い仲間を半数失いました…今デス・フォレスト上空です…ここにもいずれ魔界の悪魔が侵攻してくるのではないでしょうか?時間の問題だと思われます…》

ダラス《何!?…ソレは御苦労であった…ただちに我々の誇るガーディアン部隊アテナと 最強の戦士ヴァルキリーを向かわせる!ヨシュア!次のミッションを発令する!火の民に加担し指揮する"ポンティアック・ファイヤーバーグ軍曹"と接触し誤解を解き停戦協定の交渉をするのだ》

ヨシュア《わかりました》

ダラス《部隊の編成はいつも通り 君に任せた! 必要な機材及び武装は直ちに手配する!それではヨシュア君! 幸運を祈る!》

無線は以上だ。

ヨシュア『…やれやれ…全く…人使いの荒い大将だ…』

ミフネはとても出撃できる状態ではない…。

ジライヤがいない今、緊急時に対応させる人員として袮々は出撃させるべきでは無い…。
それに袮々は疲れきったのか眠ってしまった…。

………苺果と目が合う。

苺果『へ?…何ですの?』

ズカズカと歩み寄り、ほぼ下着姿の小娘の腕を取るとフィッティングルームに連れ込む。

苺果『わーのわーの セクハラですのー 心の準備がぁー ですのー』(汗)


ヨシュア『うるさい…これに着替えろ…』

シャッ

…数分後。

迷彩服に着替えた苺果。
オープン。

ドンデン!ドンデン!

デザート仕様だ(砂漠仕様)

プッ(膨れ顔の苺果)

ヨシュア『アッハッハ 似合うじゃねぇか?苺果』

苺果『ううー 可愛くないですの』

ワイルドw

とは言えキャップを少し斜めに被り、お茶目感を出す苺果。

ヨシュアはソレを直すと、『装備は正しく身に付けねば戦場では命取りとなる』と諭す。

それからヨシュアはカラシニコフ2挺とウージーを2挺。
それに手榴弾など、必要とされるであろう武器や装備オーダーした。
勿論、乗り物もだ。

因みに現在、大型軍用ヘリコプターは自動操縦中である。

※カラシニコフ:種別アサルトライフル 装弾数30発。ウージー:種別短機関銃 装弾数20.25.32.40.50発。

ヨシュアは一路、全身打撲のミフネをラボ(軍事病棟)に送り届けた……つづく

次回 【砂漠のコロッセオ(闘技場)】どうぞお楽しみに