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Re: 零fighter山鷹隊[参照1000突破!感謝カンゲキ雨嵐] ( No.63 )
日時: 2016/01/23 17:59
名前: ワタル (ID: HLTL9ZJI)

【デモンズゲート】

歓喜しながら帰還する、ドンデリオン。

しかし、そこには愛するビアンカの姿はなかった。

かわりに逮捕状と警告書。

逮捕状は勿論、ドンデリオン宛だ…。
ビアンカの婚約相手バースデー卿、殺害。
の罪に処せられていた。

ビアンカもまた共謀し罪人とされていた。
2人が失踪した同刻に、バースデー卿は殺害されていた。
殺害後、走り去るドンデリオンの後ろ姿を見たものがいると書かれていた……。

ドンデリオン『伯爵が殺された!?私がやったと言う事になっているのか!?』

そして警告書には、ドンデリオンに出頭命令…。
デス・プリズンにてビアンカを拘束する、と書かれていた。
3日以内に来なければ、ビアンカを処刑すると…。

ドンデリオン『こんな事があってたまるか!ここに書かれていることは真実とはかけ離れたデタラメではないか!!……3日以内に来なければ処刑だと!?……なんて幼稚な事を……』

警告文を読み上げると、慌てて旅立つドンデリオン!
チョコボックルのジョーに跨り、デス・プリズンを目指す!

ドンデリオン『サァーーー!!!』

砂漠の地平線へと消えて行く……。

一方。

捕まったA・J達は、やがてデス・フォレストを通り、デス・プリズンに連行された。

追跡するガンドラゴンは、勿論。
※岩場に休ませておいた黒馬(メルセデウス)に乗り追跡。

ユーイ達もまた、夜になり上空からデス・プリズンへと到着していた。

そう……ミフネの脱出ポッドには、組み立て式のスカイグライダーが、3機搭載されていた。(最大3機まで搭載可能)
そして…デストロのヘルメットにGPS機能が組み込まれていたのだ!
ただちにSOS信号が発信されていた。
ソレは、ヨシュア機には勿論、ミフネの脱出ポッドにさえ送られていた。
スカイグライダーと共にユーイ専用の通信腕時計も積まれていた。
その時計の画面を見ると、移動するデストロの居場所を記していた。

ユーイ達はグライダーで追跡。
やがて日が暮れ始める頃、デス・プリズンの全貌が見え始める。

以前も浸入した経験がある為、見取り図は記憶している。
意気揚々と乗り込むが様子がおかしい……。

警備は手薄で人の気配が無い。

唯一話し声の聞こえる部屋を見つけ踏み込んだ!

しかし愕然とする。

何故なら、捕まったはずのデストロは別室で手当を受けており、残るメンバーは円卓に座り会議中だ。
何故か腕組みをして壁に寄りかかるガンドラゴンもいる。

指揮をとるのは女将校ヴァルキリー。

概要は皆、把握した様子で結束は固い様だ。

今、この部屋に招集された者達は、各々が宿命によって導かれた同志であった事に気付かされる…。

拍子抜けのユーイ達。

魔界のゲートが開かれ、攻め入る作戦会議が行われていた。

ヴァルキリー『ようこそ……選ばれし…ナインソルジャーズよ!』

ユーイ『……え!?……ナイン?何て?……そうなのw?』

そう。

A・J
ジョシュ
スター
リンクス
ガンドラゴン

ユーイ
ペンドラゴン
ミフネ

計8人

ジョシュ『2の4の6の8…と…これでヴァルキリーさんを入れて 9人だな……これがナインソルジャーズの錚々(そうそう)たる顔ぶれか…』

ヴァルキリー『いや……私はナインソルジャーズでは無い……そして貴様もな……居るんだろう?隠れてないで出てきたらどうだ?…』

ヨシュア『っふ…さすがだ…』

隠れていたヨシュアが姿を表す。

ユーイ『え!ヨシュア!なんで!』

ミフネ『オレは気付いていたけどな……』

そう。
ヨシュアはエルドラド突入直後、防衛機関に引っかかり撃墜された。
ヨシュアの特殊能力。忍法 狩猟豹の瞬間移動にて脱出。

エルドラド側からすれば、ヨシュア機は突如現れた未確認飛行物体。
しかも乗組員不明である。

そして滞在時間は、わずかではあるが黄金郷エルドラドは、ヨシュアの記憶に鮮明に残された。

ヴァルキリー『これで8人揃ったな……あと1人……彼は必ず来る……コレより先に我々だけでデモンズゲートに向かう!』

………つづく

次回 【魔洞窟】どうぞお楽しみに