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Re: 零fighter山鷹隊 ( No.7 )
日時: 2015/05/13 00:22
名前: ワタル (ID: LGQcbbGL)

【死闘マカロニ&パンプキン】


新月をバックに2人のカラテカ!
さまになる!
もとい!拳法家{ナレーション}

一気に間合いを詰める両者。

飛び上がり空中で激突
ヒュンヒュン!ガキンガキン!
振り回すヌンチャク!
振り回すトンファー!
ブワッ!
ブワッ!
互いに、かすった!渾身の一撃も決定打にならない。
月夜にシルエットが重なり互いに交差し激しく攻防!着地!


アフロの男は、こいつまぐれでかわしたのか?
それとも実力なのか?と困惑した。
ミケルソンもまた、がむしゃらにトンファーを振り回し、相手の攻撃を防ぎきった自分の凄さに困惑していた。
なぜなら飛び上がり着地するまで目をつぶっていたからである。

アフロの男『おれの名は、パンプキン!次は本気で行く!覚悟しろ!カウボーイ』
ヌンチャクを振り回し、ミケルソンを威嚇し始めた。
ヒュヒュヒュヒュ!ヒュヒュヒュヒュ!
バッバッ!バババ!ガシッ!
決めポーズ!

パンプキン『ふぉあたー!』ビシ!

ミケルソン『なかなかやるな!攻撃こそ最大の防御!アイヤー!』
走りながら振り回すトンファー!

パンプキンも応戦し、飛びかかる。
しかし、突然パンプキンの視界から消えるミケルソン!
次の瞬間、パンプキンの顔めがけ、トンファーが飛んできた!

紙一重でヌンチャクで叩き落とすパンプキン!
が!そこへミケルソンの強烈な足蹴りが顔面にヒット!
勢いあまり転ぶ2人!
気がつくとマウントポジションのミケルソン。
パンプキンはグロッキーだ。
ミケルソンは何がなんだかわからずに勝利したらしい。

説明しよう!{ナレーション}
なぜ、ミケルソンは突然パンプキンの視界から消えたの…か?
それは!
石につまづき転びかけたからである。
その時トンファーは手から離れた。遠心力で前方へ飛んだ!
的確にパンプキンの顔めがけ!飛んだ!
なおかつ!
勢いついて倒立前転の様な体制になり、突撃してきたパンプキンにカウンターを決めることとなる!
大車輪という技に近いかもしれない。

ミケルソンも一瞬、何が起きたかわからない。
というか今もなお、である。
ミケルソン『なんだ!?何がどうなってる?まあいい…とにかく私が勝利した!チェックメイトだ!』
リボルバーをパンプキンの頭に突きつけた。

とその時、激しい銃撃戦のA・J

ミケルソン『A・J君!無事かー!こちらは勝利したー!私も今から援護する!』
しかし、目を覚ますパンプキン!
と同時にジョシュも目を覚ます。

ジョシュ『ん?ここはどこだ!?パープルアイズ?…ではないな?』
寝ぼけて空を見上げる…満月に照らされた3つの飛行物体を見つける。
目で追うがボヤけて、よく見えない。
するとちょうど、その3つの影が後方から来た何かに接触して1つが森の中へと落ちていくのが見えた。
ジョシュ『今のなんだ!?』
(真夜中だというのに、外は異常に明るいおそらく、あのバカでかいお月様のせいだろう…。)ジョシュはそう思いながらも、自分がサニトラの荷台にいる事をようやく把握した。
酔いが回っているジョシュは、ふらふらと双眼鏡を探す。
いつも置いてある場所にそれはなく、ルームミラーにかけてあった。
ジョシュ『誰だよ こんなとこかけたの?』

双眼鏡を覗くジョシュ。

しかしすでに何も見えない。

ジョシュ『おかしいな~ いなくなったぞ〜』
おもむろにポケットに手を入れガムケースを取り出す。
ガムを食べようとしメモ用紙を噛む。

ジョシュ『なんだ?なんだ?メモ紙だ!ん?なんか書いてある…』

___メモには、こう書かれていた…

目が覚めたようだな?
緊急事態だ。説明は後だ。
俺が合図をしたら、
そこから150mほど先に見える
館に車を乗り付けてくれ。
それまで動くな。
そこにいれば敵に発見されない。
俺たちの姿がなければ、
そのまま走り続けろ。
合図は2回だ!照明弾を2回打つ!
A・J

ジョシュ『へいへい』
読み終わると
ジョシュはガムを噛み始めた…。
しぶしぶとサニトラに乗り込む。
双眼鏡を覗くジョシュ。やはり森のほうが気になっていた。
というより、先ほど見た光景。
(あれはなんだったのだろう?)

あたりは静まりかえっていた。
ジョシュ『仮眠でもするかな…』

遠くから"パパパパパパ"と乾いたアサルトライフルの音と
"ダンッダンッ"という重低音が、かすかに聞こえる。
A・Jが戦っている。

とふいに助手席に置いてある前掛けを見つける。
ジョシュ『これは…"パープルアイズ"…店のロゴだ…これは酒場の?』
裏地にはジェシカの文字。
感の鈍いジョシュでも充分状況が理解できた。

ジョシュ『双眼鏡をここにかけたのは…ミケルソンさん!』

ジョシュはそういいながら、荷台から愛用銃の"スコーピオン"を取り出し、
戦闘用ヘルメットを被る!
そして、A・Jの忠告を無視して駆け出した!

館付近に近づくと
ドーン!
ドーン!
と立て続けに爆発音が2回鳴った!

ジョシュ『なに?今の!?めちゃくちゃ遠くから聞こえたような…これって!?今のが合図か?』

これは合図ではなかった。
この館よりはるか遠く森の奥の方で起きたであろう爆発音だ。

素直に待機していれば、
その音は全くの別の場所から聞こえた事に気付いたであろう。

そして燃え上がる火の手と黒煙を目撃したに違いない。

…が、

ジョシュはパニックだった。

慌ててサニトラに引き返すような素振りを、何度も繰り返す。


その頃、A・J達はというと…。

A・J『チッ 完全に地形を把握してやがる』

そうこの庭は、別名"ラビリンス・オブ・ガーデン"

庭木などがまるで迷路のようなつくりになっていた。

ひとまずミケルソンと合流すべく、声のする方へ向かった。

とその時

ジョシュが聞いた爆発音。
ここで同時刻となる。

立て続けに2回鳴った!

A・J『なんだ!?どこだ!?』
音のする方を見るA・J
森の奥の…山手の方角が明るく燃えていた。

そして、不安がよぎる。

A・J『まさか…ジョシュの奴、今のが合図とおもわないだろうな…』焦

まさに、その"まさか"が的中していた。

ジョシュは結局、サニトラには戻らず館の前にきていた。
目の前に停めてある"タンカラー"の装甲車に釘付けだった。
何を隠そうジョシュは無類のミリタリーオタクであった。

なにやら、ブツブツと年式がどうのこうの第二次世界大戦型の後期だの独り言を、いいながら夢中である。

そして前輪のタイヤの上に鍵を発見した。

こうなると誰にもとめられない。
装甲車に乗り込むとエンジンをかけ暴走!

なぜか館の外周をグルグルと走りまわる。

ジョシュ『A・Jどこにいるんだろう?』

A・J達からはグルグルと不審な動きをする装甲車がみえていた。

A・Jはひとまずミケルソンを探した。
敵を1人倒したと聞こえていた。

しかし見当たらない。

ふいに何かを踏んづけた!

何か地面に横たわっている!

タコ殴りにされて、縛り上げられたミケルソンだった。
自分の所持していた投げ縄でだ。


A・J『大丈夫ですか?ミケルソンさん!』

ミケルソン『ああ A・J君か…ぶざまな姿だがすまない…さっさとトドメをさすべきだった 』

A・J『敵は思った以上に手強いですよ…ミケルソンさん』

ミケルソン『ああ…全くだ…私と戦ったのがパンプキンで、A・J君と戦っていたのがマカロニと言う奴だ』

すると
ドローンが一台飛んできた。

スピーカー付きのようだ。

フレディーとおぼしき男《随分と賑やかでないかい?我々に歯向かう虫ケラ共め!余興はこのくらいにして館にはいりたまえ ゲボハハハハハ》
バン!
ハンドガンで撃ち落とすA・J。
話し方からして、品のない男と見受けられる。

ミケルソン『おそらく罠だ…』

A・J『だとしても行くしかないでしょう』

ミケルソン『A・J君!君って奴は噂通りの頼れる男だ!』

すると新たにドローンがもう一台飛んできて今度は手下の2人に早く持ち場につけ役立たずとののしる。

A・Jは無傷だが、ミケルソンは戦力外である…。
罠と知りつつも館の内部に侵入する一行であった……つづく


次回 零fighter山鷹隊 【鉄仮面の猛威】どうぞお楽しみに

全国の女子高生ファンのみんなーまーたみーてねー
台風6号に注意!早め帰宅w
次週に向かって『スクランブル!GO!』