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Re: 零fighter山鷹隊[参照1000超感謝!挿絵もご覧下さい] ( No.71 )
日時: 2016/06/22 02:21
名前: ワタル (ID: DgEDzvxC)


最終章


【ファイナル・クロニクル】



____ここは、

ロギアンヌ大陸、最北の地……デモンズ・ガーデン(悪魔の庭)。


《魔城》


ゴーストマンモス『ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!口惜しやぁぁぁぁ!人間共め!よくも私の目を!』

Dr.メフィスト『イシシシシ……もうすぐ治りますよ女王様……』

治療台でオペをするガリガリの医師。
そいつは、まるで線で描かれた、蚊トンボの様な身体をしている。

ボキュウ

ボキュウ

潰されたゴーストマンモスの両目が再生した。

ゴーストマンモス『ぐふぅ……ようやく少しは落ち着いてきたぞ……だが カムランよ……おめおめと逃げ帰って来おって……』

Dr.メフィスト『イシシシシ……女王様 カムランを今より強くして差し上げましょう……このクトゥルフの遺伝子を用いて……イシ!イシ!イシシシシ!』

ゴーストマンモス『ほう……次が最期と思え!さもなくば貴様も戦場に向かわせるぞ……せいぜいうまくやるんだな……』


……。



……。





《女王の間》


そこに、ゴーストマンモスと身体の肥えた雌豚。
というよりはアザラシの様な悪魔がいた。
さらに大きな鏡にはジョニーの姿。



ゴーストマンモス『ジョニーよ人間共を一人残らず始末しろ!』

ジョニー『へっ……いい身分だぜ……ガンドラゴンを葬ったら約束どおりこの鏡の世界から出してくれるんだろうな?』

ゴーストマンモス『貴様は まだ己の立ち位置がどういうものか?理解しておらんようだな……もう一度パンドラの箱に入りたいか!?』

ジョニー『冗談じゃねぇ!それだけは勘弁してくれ!』

ゴーストマンモス『ならばサッサと奴らの首を取って来い!』

ビカーーーーーーーー!!

パリン!

ゴーストマンモスの指先から雷がほとばしる!

ジョニーのいた鏡は粉々に砕け散った!

ゴーストマンモス『ち!すばしこい奴め……ところでギルはどうした?』

ボンバーサイズ『こちらに……』

水晶に映像を映し出す占星術師の様な雌の悪魔。

魔城を守るようにして建てられた神殿が写し出される。

1人全裸で大浴場に入るギル。

大きな阿修羅観音が見える。

神殿の入口には、数人の人影。

侍風の女が2人と忍者が2人……。

中央のリーダー格は、黒いマントに黒いビキニアーマー。
灰色のウエスタンハットを目深に被る……舞踏会を思わせるマスク。

そしてその隣に、褐色の肌に鉄仮面の女。全身、鎖帷子(くさりかたびら)

残る忍者も鎖帷子に身を包む……。2人共に鉄仮面。1人は女でもう一人は謎である。メタボ体系、おそらく男であろうか?


ゴーストマンモス『ほう……完全に洗脳したか ギルめ やりおるわ……しかし あやつは好かん……私をも脅かす…… 注意せねばならん……忠実な下僕とはどうしてこんなにも脆いものか?……のう?(だろう?)ボンバーサイズ?』

ボンバーサイズ『仰せの通りに御座います……女王様』

モスマン、スカルフェイス、デリンジャー、リョーダマンは忠実であった。

しかし途中、スカルフェイスは、己の時代を築こうとしてデリンジャーを殺害。
そのポストを奪う事に成功したが、人徳が低く、はぐれ悪魔となり、討ち死にした。

ゴーストマンモス『ゴブリンの生産が完了次第 カムランに進撃を再開させよ……』

ボンバーサイズ『承知致しました……』

ゴーストマンモスは鳥籠から奇妙な生き物を取り出した。

ゴーストマンモス『今一度オーガを集めて来るのだ!城を固めろ!人間共を返り討ちにするのだ!』

ソレは体長30㎝程のダーク・フェアリー。

キキキと笑い、頷くと、

オーガの角笛(18㎝)を吹きながら飛び立った………。


つづく


次回 『死霊の街の闘い……裏切りのジョニー』どうぞお楽しみにw