コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 零fighter山鷹隊 ( No.8 )
- 日時: 2015/05/13 21:22
- 名前: ワタル (ID: LGQcbbGL)
【鉄仮面の猛威】
足早に館の中に消えていくマカロニ。
それを追うA・J。
ミケルソンも走る。脇腹が痛むのか抑えながら走る。
遅れをとった。
大きな扉は両開きで開け放たれていた。
A・Jが入り口付近に差し掛かると、木陰に潜んでいたパンプキンが飛びかかる!
ガサッ!!
もみ合いになった。
ミケルソン『貴様の相手はこの私だ!』
ミケルソンタックル!
炸裂!
吹き飛ぶパンプキン!
勢いあまって3人共、館の中へ転がり込む。
そこは、吹き抜けの広いホールになっていた。
両サイドには、対極にカーブした階段があり
ホールを囲み見下ろす様なギャラリー席が見える。
舞踏会でも開けそうな立派な作りだ。
頭上には、いくつか四角い天窓もある。
すると、
二階席からフレディーが正体を現した。
フレディー『ゲボハハハハハ!ウエールカーム!!ポチッとな…』w
なにやらボタンを押した。
次の瞬間!床がわずかにしずんだ!
とっさに飛び退くA・J!
突如フロアに20畳ほどの穴が開いた!
ミケルソンとパンプキンが穴に落ちた!
うわぁぁぁぁぁぁぁ!
バシャン!
バシャン!
2人の悲鳴と水の音。
フロアから4mくらい下へ落ちた。
四方はコンクリートの壁だ。
地下水が膝下くらいまで溜まっている。
足元は泥でぬかるんでいた。
まるで、水の張られた田んぼの様だ。
なんとも言えない異臭がする。
A・J『大丈夫ですかー!?ミケルソンさん!』
覗き込む。
穴の中は開口部より、ふた周りほど広い。
そして薄暗い。
尻もち着いたミケルソンと大の字になったパンプキン。
ミケルソンは泥まみれだが、パンプキンは黒い大きな塊の上に落ちていた。
フレディー『ゲボハハハハハ! イッツ!ショーウ!タイム!』
ガガガガガガ!
A・Jに向かってガドリングガンで攻撃!
飛び込み前転からの、側転!見事にかわすA・J!
当たらない!
悔しがるフレディー。
階段を駆け上がり、フレディーとの距離を詰める
ダダダダ!
A・Jのアサルトライフルが火を吹く!
射撃の腕はたいした事のない、フレディー。
A・Jはフレディーの動きを見切っていた。
階段を駆け上がり迫りくるA・J!
それにひるみホールから、逃げ出すフレディー。
ドアに鍵をかける!
A・Jはドアノブを得意のショットガンで破壊し、ドアを蹴破り後を追った!
※A・J愛用のショットガンは、
鍵のかかったどんな扉もぶち破る、
通称"マスターキー"と呼ばれる代物である。
と、そこは長い渡り廊下だった。フレディーの姿はない。
だが、
何者かが、待ち構えている…。
小柄の身体に似つかわしくない、大きなリボルバー…。
2挺拳銃マカロニだ!
マカロニ『お前ほんとに、目障りだなぁ〜大人しく餌になれよ…!』
A・J『チッ!』
バンバン!
ズダダダダダダ!
___スローモーション。
その時、ミケルソンはというと…。
薄暗い辺りを見渡し、青ざめる!
そこは、死体の山だった!
ぬかるんでいるのは、おびただしい血だ!
ミケルソン『うわあぁぁぁぁぁぁぁ!』
大の字に仰向けになっていた、パンプキンも驚いて起き上がる!
しかし、
驚くのはまだ早い!
パンプキンの乗っていた、大きな黒い塊が…呼吸する…
ミケルソン『あわわわわわ〜』
ゆっくりと動き始めた……つづく
次号 零fighter山鷹隊 【恐怖!黒い怪物!】
どうぞお楽しみにw
全国の女子高生ファンのみんなーまーたみーてねーw
チビッコたち諸君、日が長くなってきたけど門限はまもろうぜ!!
次週に向かって『スクランブル!GO!』