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Re: 恋の奇跡の起こし方【コメント大歓迎!】 ( No.11 )
日時: 2015/05/31 22:43
名前: とらじ ◆9g4.dY7mOk (ID: kImpvJe5)
参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪

第一章

第一話



「愛羅〜!同じクラスだよっ!」

中学へ上がって、ドキドキのクラス替え

私は見事、大好きな親友、愛羅と同じクラスになることができた

「あ、華恋、吹雪も一緒だよ?」

「ヘ?」

「やったじゃん!二年連続同じクラス!」

「う、うん……」

なぜ愛羅がこんなにテンションが高いかと言うと……

吹雪こと青田吹雪は私が去年、好きになった人

いや、今も好きなんだけどさぁ……

「あ、雪も一緒だ」

あの、吹雪の幼馴染みの真城雪ちゃんも一緒のクラスなんて!

雪ちゃんは美人で優しくてみんなの人気者

でもそれは、表だけで裏は

とてつもなく腹黒い

しかもそれは私と愛羅の前だけ!

どうやらゆきちゃんも吹雪のことが好きらしい

でも私は雪ちゃんに私と吹雪が好き、とは伝えてない

だから多分情報の出所は雪ちゃんの親友の大島桃愛ちゃん!

あの子は何故か勘がスゴく鋭いの!

だから私が吹雪のこと好きってバレバレなんだよねぇ……

「華恋、とりあえず教室いこ!」

「うん……」

私は愛羅に引っ張られて教室へ向かった
教室へ向かうともう、グループ作りが始まっていた

教室に見えない境界線が見える……

おとなしい子達のところと、騒いでる子達の間、

うるさい男子と男好きの女子の横、

その他、普通のことボッチの子回り、
私たちは何処を通って席へ向かえばいいのだろうか……

「お!黒田と七瀬じゃん!教室はいんねーの?」

「ギャッ!?」

突然、後ろから声をかけられた私は、意味不明な叫びをあげてしまった

「あ、吹雪」

驚くことにその相手は吹雪!!!

「お、はよ……」

「ハヨーッ!」

吹雪はそれだけ言うと男子の群れへと歩いていった

凄いよ!

自分すごい!

吹雪に自分から挨拶とか!

「華恋、やったね!」

愛羅が耳元でそう言ってくれた

「うん!」

私は満面の笑みを浮かべながらボッチの子と普通の子の回りを通り、席へと向かった