コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

優乃 ( No.8 )
日時: 2015/05/14 23:45
名前: ことり (ID: xV3zxjLd)

ほんの少し、ほんの少しだけど、後ろの席_出席番号が前後のももちゃんと話をするようになった。(っていっても、同小なんだけどね)
「それでは平成26年度、入学式をはじめます」
この言葉と共に、入学式は始まる。

”なんか、視線をかんじる“

そう思ったのは、入学式が終わり、始業式がはじまったころだった。
誰だろ......そんなことを思いながら、片隣をみると、その子_出席番号が前の子(名前は知らぬ)がこっちをみていた。
えっ...なんか、顔についてるかな?
マンガなんかでお決まりのセリフを頭の中で思い浮かべ、そんなわけないか!と、自分でつっこみをいれる。なんか、むなしい。

「それでは平成26年度、始業式を終わります」
いつのまにか、長い長い校長先生の話は終わっていて、舞台には誰もたっていなかった。

「やっと終わったぁ〜!」「ほんとに。長かったねー」
私達の学校は、入学式の後にすぐ始業式が別である。お陰で新入生の私達は2時間近く、座りっぱなしだ。つかれたよ...もう。



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そうだ。そうだった。担任発表があったんだった。えーと、1-4の先生はぁ〜っと、
「今日から、みんなの担任になります久後です。よろしくお願いします」
そう、久後先生。20さい後半に見えるが、実は35さい。驚きだ。

「明日は、自己紹介をするので考えてきてください」
先生がそう言うのと、同時に視線に気づいた。
出席番号がまた、前の子がこっちをみている。なんでさっきから、ずっと....
私、なんかおかしいことしたかな?
なんか、不安になってきた。私なら、やりかねない気がする。

本当にあの子は、不思議な子だ。