コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 導かれし石たち ( No.13 )
- 日時: 2015/06/06 13:47
- 名前: cinnamon (ID: dRfQEy98)
第一話『石と歌との結びつき?』
優奈目線 光の森にて
優奈「はぁあ…」
一人って、本当に暇だなぁ…
私は、連中を追って旅をしてはいるけれど、最近は連中の姿も見ないし、何より連中の情報が全く無いから、探しようが無い。
だから、こうして暇になることは、日常茶飯事なのだ。
ここ、光の森は、直接日光が当たらないものの、どこかポカポカしてあったかい。こうも気持ちいいと、連中を追うどころか旅の目的すら忘れてしまいそうになる。
諦めて、本日五度目(!)の昼寝をしようとした瞬間。
♪~♪♪~♪♪♪~♪~♪~♪~♪♪~♪~
何処かから、歌声が響いてきた。
ポカポカと暖かい春の日差しを駆け抜ける、爽やかな風に乗って____
優奈「この歌声は…?」
私は、昼寝をやめ、歌声の源を探すことにした。
私が今、旅をしている場所は、あまり人目につかない、薄暗い森の中。
そんな中に人がいるなんて、珍しいどころじゃない。
胸の高さまであるぼうぼう草を、短剣で切り分けながら進んでいく。
なかなか歌声の元に行けない!でも、もっと近づきたい___
私の心の宝石が、キラキラと輝いているのを感じる。
宝石がこんなに反応するなんて…もしかしたら、歌っている人は、ただ者じゃないのかも…
バッ
急に、草がなくなり、道が開けた。
そして、細い道の向こうには…
私と同じくらいの少女がいた。
突然出てきた私に構わず、歌い続ける。
心臓が、痛いくらいに鳴り響く。
宝石が、眩しいくらいに輝きだす。
この少女は一体、誰・・・・・?
続く
- Re: 導かれし石たち ( No.14 )
- 日時: 2015/05/20 17:06
- 名前: ヒトミ (ID: Iohw8dVU)
子猫のあゆさん、返信遅くなってごめんなさい。私でよければ、お友達になってください。これから宜しくお願いします。
- Re: 導かれし石たち ( No.15 )
- 日時: 2015/05/20 17:36
- 名前: 璃帆 ◆s04BTZM282 (ID: kct9F1dw)
ヒトミさん初めまして、璃帆と申しますm(_ _)m
良ければ友達になってください!
私は二次創作板とコメディ・ライト板で小説を書いてます。
二次創作板の所では「菜穂」と言う名前で活動しています。
コメディ・ライトでは『この青春、ちょっとおかしくないですか。』という題名の小説を書いてます。題名が意味不明ですよね(^ω^;)
お暇な時に、私の小説も見に来てくれませんか?
兎に角、宜しくお願いします!
- Re: 導かれし石たち ( No.16 )
- 日時: 2015/05/20 20:00
- 名前: あおちゃん (ID: xBpf.676)
日ノ丸 正人 (12) 誕生日 3.19
口癖 群れるのは嫌いだ
趣味 ボクシング観戦
旅に同行する理由
親友が何者かに殺され、なんとか探り真相を
突き止めると謎の組織との関連があり旅に同行する事になった。ちなみに親友は初めての友達で、殺されてから友達を作るのがトラウマになり1人になるようになった。
格闘家で水晶はクリソプレーズ
魔法は途中から才能に目覚め使えるようになる。(防御やスピードを上げる系の魔法)
- Re: 導かれし石たち ( No.17 )
- 日時: 2015/05/20 20:37
- 名前: あおちゃん (ID: xBpf.676)
篶音と シナモンおーい。俺も小説かいたぜ
二次スレでMOTHERで調べて
- Re: 導かれし石たち ( No.18 )
- 日時: 2015/05/20 23:06
- 名前: rose (ID: dRfQEy98)
続き書きますε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(;‾◇‾)┘
優奈「はわぁ…」
驚きと感動で、まともな声が出なかった。
目の前の少女には、びっしりと覆いかぶさるようになって生えている木々から漏れ出す一筋の光が当たっていて、天使に見えた。
?「あの・・・大丈夫ですか?」
優奈「ふぇぇ!?だ、大丈夫で…ないですね…」
いきなり声をかけられて、ビックリしてしまい、大丈夫と言おうとした矢先、見事に小石につまづき尻もちをついてしまった私…
あーあ、第一印象最悪だぁ…
?「あの、立てます?」
彼女は心配してくれて、手を差し伸べてくれた。優しいんだな。
優奈「ありがとう、私ドジだから…こんなのいつもなの!」
そう言って、あっけらかんと笑う。
ここで痛いなんて言って、彼女の心配を増やすよりも、ドジを笑いに変える方が良い。
私はいつもそうやって、他の人に、自分のせいで心配の種を植えつけないようにしている。
優奈「そういえば…あなたは誰?」
柚樹「俺は、翠柚樹。先に言っておくけど、右の髪は、染めてないから」
右の髪?あぁ、この青色の部分かぁ。
正直言われるまで気づかなかったな・・・
しかも、俺なんて…かっこいいなぁ…
柚樹「で、あなたは?」
(初対面の人には気を使う)
優奈「あ、私は花乃優奈!私も、ド金髪だけど、染めてないからね!」
柚樹「染めてないんだ・・・∑(゜Д゜)」
あー、やっぱり染めてるって思ったか…まぁ良いや。
柚樹「んじゃ、優奈で良いか、よろしく」
優奈「うん、じゃあ柚樹ちゃん、よろしく!」
柚樹「何故にちゃん付け?」
優奈「嫌なら変えるよ?」
柚樹「いや、呼びやすいので良いよ」
やっぱりクールだなぁ…
優奈「んじゃ、やっぱ柚樹ちゃんで!」
柚樹「へいへい、よろしく」
クールっていうか…ドライっていうか…?
でもまたそこが、かっこいいよね〜!
柚樹「そういえば、なんで優奈はここに来た?」
あ、本題そこだった…いけない、いけない。
優奈「うん、単純に歌声が聞こえてきたからだよ!それに、柚樹ちゃんの歌声に、宝石が凄く反応してたし…」
宝石、という言葉に柚樹ちゃんの片眉が跳ね上がる。
柚樹「…宝石は?」
はい、その質問、予想通り!
私は心の中でそう呟いて答えた。
優奈「私の宝石は、主にダイヤモンドだよ!」
二つの宝石があることは、言おうか迷ったけれど、宝石の輝きからしても、この出会いには何か意味があるはず。
そう感じた私は、自らの直感に従い、こんな言い方をしてみた。
予想通り、柚樹ちゃんは、首を傾げる。
柚樹「主に、ってことはまさか…」
お、早い!もう気づいた…
優奈「うん、私はなんか分かんないけど、宝石が二つあるんだよね」
柚樹「へぇ…同じような人にこんな早く会うとは思わなかったよ」
同じような人…ってまさか!
優奈「柚樹ちゃんにも、宝石が___」
柚樹「あぁ、あるよ。二つ」
うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!
凄い、凄い凄い!私以外に二つの宝石を持つ人、初めて会った!
私の心は一気に、喜びと驚きとで満たされる。
柚樹「ちなみに、宝石は、メテオライトとカヤナイト。ってまぁ、有名でもなんでもないから、知らないだろうがな」
うん…知らない。
私は、決して宝石に関する知識が多い訳ではない。覚えているのは、各月の誕生石くらいのものだ。
柚樹「宝石の能力は、
メテオライトは、心身を浄化し、強い精神力が宿る。
カヤナイトは、従順・適応・清浄を表し、
感情のバランスを保つ。とまぁこんな感じ」
いーなー、戦いに使えそうな宝石で…
って!感情のバランスを保つ・・・?
優奈「あーーーー!」
柚樹「何・・・・?鼓膜破れる・・・・」
し、失礼な…ってそれどころじゃなくて!
優奈「私のもう一つの宝石と、カヤナイトの能力、似てるーーー!」
柚樹「もう一つの宝石?」
あ、言ってなかったっけ。
優奈「もう一つの宝石は、ハーキマーダイヤモンド。肉体・精神・感情のバランスを保つのが能力。」
あ、柚樹ちゃんの片眉が、またまた跳ね上がる。気づいたみたい。
柚樹「俺の歌で、結ばれた、宝石なんて、
あったんだな・・・」
別に誰に言った訳でもなく、独り言のように呟き、柚樹ちゃんはおもむろに上を見上げる。
つられて見上げた私の目には、
木々の隙間から見える、雲ひとつ無い青空が映った。
この時の私は気づかなかった。
この会話を、木々に混ざって聞いている人がいるなんて____
第一話 終