コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 導かれし石たち〜人気キャラクター投票会実施中!〜 ( No.140 )
- 日時: 2015/12/02 01:20
- 名前: rose (ID: A8fB1cHq)
正人sise
「おぉっと!レイ・アイル、ついに反撃に動き出したのかぁ!?しかし、なんという華麗な攻撃のステップでしょう!先ほどまで圧倒的に有利だった日ノ丸正人、既に手も足も出せません!」
うぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉおぉぉぉ!!!
観客は待ってました、って感じでざわめく。のはいいとしてだな…
…実況者が、本当にウザい…
(実況者を恨んでも仕方ないことくらい、俺にも分かってるけど)
しかし悔しいが、今、俺が押されているのも事実だ。
あれから、鬼の顔になったレイ・アイルは、別人のように攻撃しまくってきた。
しかも、動きが素早くて、防御のスキも取れない。
これが、レイ本来の力か…
ってかこんなに強いんなら初めなら本気で来いよ…
でも、こんなピンチに合っときながら、俺はここに来て良かったとのんびり思う。
まぁもちろん、あいつは強かったし俺にとっても試合中に暇するようなことはなかった。
ただ、頭の回転も操作の技術も全部、今回の試合は今までとは桁違いだ。
その分、自分に吸収できるものは多いと俺は思ってる。
相手の長所をこっちの長所に…
相手の短所もこっちの長所に…
いつか師匠のじーさんが言ってたな、こんなこと…
っていう訳だから、俺もそろそろ動こうか、次の『作戦』に…
- Re: 導かれし石たち〜人気キャラクター投票会実施中!〜 ( No.141 )
- 日時: 2015/12/02 21:42
- 名前: 蝉時雨 (ID: CejVezoo)
>>ろーす
しなもそさん!
しなもそさん!(最終日だから目一杯呼ぶ)
しなもそさん!(最終日だから目一杯ry)
ついに更新再開するんですね!
僕は待ってましたよこの時を!
続きはよ!はよ!(思いっきり急かす奴)
更新ガンバ〜
- Re: 導かれし石たち〜人気キャラクター投票会実施中!〜 ( No.142 )
- 日時: 2015/12/05 01:08
- 名前: rose (ID: A8fB1cHq)
「よっと!」
俺の手から、ガタッと割と大きな音を立ててさっきまで持っていた物が落ちていく。その瞬間、さっきまでうるさかった会場は、一円玉の落ちた音も聞こえるくらいに静かになった。
「はっ!な、な、なにぃぃぃぃぃ!?ひ、日ノ丸正人、この大ピンチ中にまさかのリモコン放棄!!リモコンを、その手から手放したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!
また観客がざわめく。
あと実況者。お前、「はっ!」とか言ったら実況忘れてたのバレバレだからな。
あと、何かいらない二文字がついてたな?『放棄』ってなんだよ『放棄』って!俺はまだ試合は続けるんだよ!勝手に試合中止にすんなっての…
レイの方を見れば、レイは手をきっちり動かしながらもこっちを見た。
「何を考えている?」
「…別に何も?ふっとばすなら、今だぜ」
「言われなくとも」
さぁ、こっからは…
俺の本当の戦いだ。
- Re: 導かれし石たち〜人気キャラクター投票会実施中!〜 ( No.143 )
- 日時: 2015/12/15 17:22
- 名前: rose (ID: A8fB1cHq)
竜鬼sise
「…なるほどな」
衝撃の日ノ丸正人、リモコン放棄の理由。
あいつはまだ、戦いを捨てた訳じゃない、この作戦の可能性に懸けたんだろうな。
「しっかし、リモコン放棄なんぞ大胆なこと、よくするわー」
普通しないだろ。うん、俺でもしない。
この後どうなるか…
「まぁ、お手並み拝見ってことで……!?」
誰か…後ろにいるな…
「……」
「……気づかれちゃいましたか?」
そう声がした直後、ふわっと誰かが出てきた。
金髪に、水色の目で、背が俺と同じくらい…って、こいつ…
「…優奈か?」
「おぉ、覚えてくれてる!そうです、私、花乃優奈です!竜鬼さん!」
「観に来てんのか?」
「まぁそうです!竜鬼さんも観に来てるんですか?」
「……いや、俺はd」
『つ、ついに、勝負が決定しました!!!』
うぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉ!!
「えぇ〜…あんまり見れなかったのに…」
「…」
『両者互いに譲らない、大波乱の第一トーナメント4ステージ、勝者は!!
日ノ丸正人だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!』
うぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉ!!!
「おぉ〜〜!あの男の子、勝ったんだ!」
「……作戦は成功か」
「へ?竜鬼さん?」
「あぁ、悪いけど俺もう行かねーと…!」
「えぇ!あと、もう少しだけでも、お話出来ないんですか…!」
「……心配しなくても、またすぐ顔見えるからいいって」
「え?顔見える?どこからs「じゃあ行くな!」行っちゃったし…」
日ノ丸正人。
お前は負けるなよ、何が起ころうと。
俺の相手は、お前が一番適役だ。
「…んじゃ、行くか!」
俺の戦いも、幕開けだ!
第六話「勝利への道」 終