コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 自然とは知識か魔術か ( No.4 )
- 日時: 2015/05/28 20:34
- 名前: るるる ◆D2li.87dWw (ID: 3W5gzPo5)
第二話「職業」
「おーい。もう朝よー!」
雪の声で桜と蓮は目を覚ます。
「おっしゃ!今日こそは就職活動、やるぞー!」
やる気が凄い桜を雪が訂正する。
「〈こそ〉はちがうでしょ!それに今日は職業の紹介の予定よ!」
「え、職業なんてあるんだ」
自然のことを何も知らない蓮にとっては桜に皮肉っぽい冗談を言われるのが嫌だ。
「え、おまえ、そんなk—」
こ、の半分が言い終わろうとしていたとき雪が叩いた。
「じゃあ、職業の紹介をするわ。
まず、第一次職業。これは主に食料の調達」
「といっても畑で作業したり魚を倒すわけじゃない。人工っていうのを倒すんだ」
「え、人工?」
蓮がそう口に出すと、お決まりの桜の言葉の前に雪の口から言葉が出た。
「あの青紫のもやもや。あれをワープゲートっていうの。
そのワープゲートから、一分に3匹の割合で「人工」っていうのがスポーンするからそれを退治するのが第一次職業」
「その人工から肉やら草やらとれるからそれを食べる」
「人工の肉…何それおいしいの?」
蓮がネタではないちゃんとした質問をすると桜は笑い転げた。
「それで、その職業もちゃんと分かれてるの。
まずは前衛ね。 騎士やウォーリアー、槍使い、侍、忍者。
次に後衛。 魔術や精霊使い。コンダクターや弓使いね」
とりあえず楽しそう。そんな考えが蓮の頭の上を通り過ぎた。
「で、次は第二次だな。これは主に加工やその他だ。
加工は錬金術師や鍛冶屋。あと薬づくりもだな。
その他ってのは、情報屋、占い師、詩人だ」
「第三次は売る。
いろいろあるから全部は言えないけれど、
防具屋、武器屋、船乗りとか薬屋とかね」
いろいろある中の一つ。
蓮は「人工」退治に決めていた。
- Re: 自然とは知識か魔術か ( No.5 )
- 日時: 2015/06/06 15:08
- 名前: るるる ◆D2li.87dWw (ID: 3W5gzPo5)
【目次】
序章「自然の子」>>0
第一章「就職活動への一歩」>>1-
第一話「自然へ」>>1-3
第二話「職業」>>4-6
第三話「やっと始まる」>>7-9
>>0の文字数が尽きそうなのでここにずらしてもらいました。
読みにくくなるとは思いますが、ご了承ください。
章ごとに読むのをお勧めします。
- Re: 自然とは知識か魔術か ( No.6 )
- 日時: 2015/05/29 16:38
- 名前: るるる ◆D2li.87dWw (ID: 3W5gzPo5)
「俺、第一次職業やる!」
『え?』
見事に桜と雪の声が重なった。
「う、うん。てっきり私は鍛冶屋やると思ってた」
「俺は薬づくり」
「まあ、とりあえず好きなものだし気に入らなかったら転職できるしね」
そうやってまとめると、次はどの役になるかを決め始めた。
「前衛と後衛どっちが好き?」
「え…。攻撃はしたいけど痛いのは嫌だなあ」
「んー、じゃあ後衛じゃね?
確か土属性は攻撃力高かった気がする」
その代り疲れる、と言ったら蓮はすぐに却下した。
「火属性かな。それとも間をとって水とか風とか」
水と言ったとたん蓮の目が輝きだした。
「俺、水になる!」
こういって、三人の短い職業決めは終わったのだった。
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作者「うーん、なんか早く終わっちゃったなあ。
なんかしないとなあ」
蓮「おい、お前!俺の家族構成教えろ!」
雪、蓮「え、じゃあ私(俺)もお願いします」
作者「お、あんがと。これはこうなっているんですよ」
蓮の家族構成 雪と桜の家族構成
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蓮──母 雪、桜──母
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父 父
みな「そのまんまやん」