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Re: 亡き恋人に、愛を誓う 【オリキャラ募集中!】 ( No.9 )
日時: 2015/06/04 20:11
名前: *織*(とらじ) ◆wXeoWvpbbM (ID: M0NJoEak)
参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪


第二話

「ここが……イルマの村か……」

僕は地図を見ながら、一人で呟いた

ここら辺では旅人は珍しいのかもしれない

なんかさっきっから見られてる気が……

「邪魔……」

「あ、すみません……」

僕の横をすり抜けていったのは僕より一つぐらい年下だろうか。

可愛い系の男の子だった

「人の体ジロジロ見て……変態?」

「いやっ、別に、僕は怪しいものでは……」

「ふーん……ねぇ、ランミールの城、知ってる?」

「知ってるけど……」

「どっちの方角?」

「ここから、東だけど……」

「東かぁ……じゃあ、いいや」

いいの!?

大事な用とかじゃないんだ……

いやいやそれより!

人の心配より自分の心配!

「おい!行方不明者が見つかったぞ!」

「本当か!?今行く!」

行方不明者が見つかった!?

僕も野次馬に紛れて、そこを見に行った

確かに、瓦礫のしたから小さな腕が見えている

かすかにだが、動いている

「駄目だ!持ち上がらない……!」

どうやら瓦礫が重すぎるようだ

「すみません!!ちょっといいですか?」

僕は先程買った剣を握りしめ、人混みを掻き分けた

「何だ?」

「ちょっと離れててください」

僕は村人に離れるよう言い、剣を上に持ち上げた

「おりやぁ!」

ガンッ

よっしゃっ!

狙い通りだ

「ん……」

「大丈夫!?今助けるから!」

僕は小さな腕を引っ張り出した

現れたのは、僕と同じくらいの年の少女だった

「旅のお方、ありがとうございます。私はこの村の占い師。是非お立ち寄りください。」

少女はそういうとにこっとわらい、少し先の民家に小走りで向かった

野次馬たちも、それに続き自分達の場所へと戻り始めた

「占い、か……」

占い師ならこの村に魔物が来ることは分かっていたのだろうか

僕がここに来ることも__