コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 亡き恋人に、愛を誓う 【オリキャラ、題名募集中!】 ( No.28 )
- 日時: 2015/07/08 16:56
- 名前: *織*(とらじ) ◆wXeoWvpbbM (ID: RJ0P0aGF)
- 参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪
すみません、>>27名前間違えました。
第七話
「物?」
「はい。」
僕がそう問いかけるとラアラは当然だと言うように答えた?
物?つまり、奴隷って……ことなのかな?
「でも……ラアラちゃんも……私たちと同じ人間でしょう?」
「いえ、私にはあなたたちと平等に関わる資格はありませんので。」
「資格って……人と関わるのに資格なんて要らないでしょう?」
ローラはラアラのこと占いでみえたのかな?
「ま、とにかくいったんランミールに戻らない?」
「そうですね。一回報告しにいきましょう」
僕がそう言うとローラ、フェルナ、ラアラは地図を再確認するとランミールのお城の方向へと歩き出した。
о
「パウロ様!ご無事でしたか!?」
「姫様、そんなに慌てなくても……僕は全然大丈夫です」
僕に向かって慌てて話す姫様の横には
「……何?」
ユーリがいた
……ちゃんと着いたんだ
「あ、パウロさん、紹介しますね。彼は私の婚約者……ユーリさんです……」
少し照れたように話す姫様
え。てかこいつフィアンセだったの?
「……以外ですね〜」
あ、フェルナ言っちゃった
「結婚式とかは?」
「まだ……決めてないんですが凄く先になりそうです……」
「そうですか〜、それよりパウロさん。何か報告に来たのでは?」
あ、そうだった
フェルナに言われるまで当の目的を忘れるところだったよ
「あの、姫様、僕が最初に行ったイルマの村……かなり綺麗でしたけど、修復作業とかしたんですか?」
「え?」
え?
「イルマの村は一度も修復作業は行っていませんよ?」
え?
じゃあローラは?
「私は……魔物たちに村が襲われたあとの記憶が全然無いんですが……」
え?
「そういえば、昔この辺りって魔王によって幻が見せられる場所とかありましたよね。」
ラアラが言うことは本当なのだろうか
もしあのイルマの村は魔王が見せた幻だったら?
オルセーアの祠も幻だったら?
そして、この城も幻だったら?
「パウロさん、このお城は結界によって魔物からの攻撃には備えています。だからこのお城は平気だと思いますが……
ランミールが無事でも、イルマの村が無事とは限らない
「僕ちょっと行ってくるね」
「パウロさん!?」
「みんなはゆっくり休んでて!!」
もういてもたってもいられなかった
僕は走ってイルマの村を目指した