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Re: 亡き恋人に、愛を誓う 【一応冒険もの、オリキャラ募集中】 ( No.45 )
日時: 2015/07/29 17:36
名前: とらじ ◆9g4.dY7mOk (ID: xElOy2eq)
参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪

第十七話(パウロ視点に戻ります

ローラが見つかった……のはいいのだが、もう1つ気になることができた
ローラとカティ姫と一緒に来たその彼女は太股までの桃色の長い髪。アメジストの瞳に少しローラににている大人っぽい顔。濃い紫色のワンピースを着て腕にはローラと同じ宝石がついたブレスレット。

「何で……ローナが……!?」

「コール……成長したわね……今はランミールの兵士でしたっけ?」

……この彼女はコールの知り合い?
というか最初コールのことイオって……

「……お前は変わってないな」

……全っ然話が分からないんだけど

「あの……」

「何だ?」

「そちらは……コールの知り合いの方で?」

「あぁ。彼女はローナ・マリーラ。俺が二年前にいた城のメイドだ。」

「今はこの町で占い師をしております。パウロさん、貴方のことは妹のローラから聞いております。よろしくお願いします」

「よろしく……」

戸惑いながらローナと握手を交わし、一通り話を済ませると僕らは宿屋へ向かった
о
「どうしてここがわかったの!?」

「ローナ、お願いだから話を聞いてくれ」

「だからさっきから聞こうとしてるじゃない!」

……隣の部屋の人……喧嘩してるな

でもなんでローナが宿屋に?ローナの家はこの町なんだろ?

とりあえず、盗み聞き……っていうのはたちが悪いから外に出よう

外に行くために靴を履き、ドアを開けた瞬間、

「もうロミオ何て知らない!二度と私の前に顔を出さないで!」

「いや、ローナ、話を_____」

運悪く、その喧嘩をしていた二人と目があってしまった

ローナ、そしてその横にいる男……

たしかさっきローナがロミオって……ん?

ロミオ?もしかして……!?

「パ……ウ……ロ…………?」

間違えない。この声だ

「ロミオ兄さん、久しぶり」

どうして出会いというのは突然やって来るのだろう____
о
「へぇ……義理兄弟……」

「はい。兄さんとローナは何か関係が?」

「私とロミオは……恋人だったの……」

恋人!?マジすか!?
でも兄さんは確か今……

「今は赤の他人だけどね」

いやいやいや……口論してる時点で赤の他人ではないよね?

「……もうこんな時間。それじゃあ、おやすみ」

「うん。おやすみ」

ローナはそういうと僕に手を振りながら家へと帰っていった

「……まだランミールに住んでいたのか?」

「あぁ。それより兄さんはどうなの?」

「……全然。情報さえ貰えないさ。流石伝説の剣と呼ばれるだけあるよな。」

……兄さんは昔からずっと、伝説の武器と防具を集めていた
これらすべて集めて、装備しある塔の頂上にいるドラゴンに話しかけると願い事を1つだけ叶えてもらえると言うのだが……

伝説の剣と呼ばれるだけあって、旅人が集まるこの島でも情報収集は難しいみたいだ

情報……と言えば

『南の島で魔王に関することが聞けるでしょう』

って姫様が……

ヤバイ。全然聞いてない