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Re: 亡き恋人に、愛を誓う 【一応冒険もの、オリキャラ募集中】 ( No.49 )
日時: 2015/07/30 21:49
名前: *織*(とらじ) ◆wXeoWvpbbM (ID: W68U3DrW)
参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪

第十九話


「ランドさん……嘘ですよね? 」

ランドさんは……昔から嘘をつくのが好きだったって兄さんが昔言ってた気がする

でもその顔は、今出会った僕でもわかる
絶対、この顔は嘘をつく顔じゃない

「まぁ、夜の魔女リリスはいろんな人の体に乗り移ってるから今ルーア姫の体に乗り移ってるかは分からないけどな。」

「…………兄さん、明日ランミールに戻るよ」

一日でも早く、真相を確かめなくてはならない

一応、魔王に関してはランドさんから聞けたし……

「分かった。……俺も行くよ」

「えー。俺は?」

「ランドさんも……お願いします」

一応、人数は多い方がいいよね

あっちにはネルフェアたちもいるし……

「じゃあ、明日の昼過ぎ出発な。」

「了解」

夜の魔女リリス……待ってろよ
о
‐ランミール城到着‐

「姫様!お聞きしたいことがあるのですが……」

僕たちはいったん南の島からランミールに戻ってきた

「パウロさん、どうかされたのですか?」

その声、その表情。それは僕の知ってるいつもの姫様……
疑いたくはないけれど……

「夜の魔女リリスってご存知ですか?」

「リリス……パウロさん、安心してください。私はリリスではありません」
 
なんだぁ……

よかった……

「私の本当の正体は……」

え?
ここで話は終わりにする予定だったのに……

「……光の魔女……マーサです……今はランミールの王女、ルーアの仮の姿をしていますが」

光の魔女?

「リリスならきっと………………この中にいる誰かに乗り移ってるはずです」

「!?」

この中の……誰かがリリス……!?

「マーサ、貴女は私がリリスって気付いていたの?」

「えぇ。勿論。姿を変えても分かりますよ」

姫様と話しているのは、驚くべき事にローナだった

ローナがリリス?

冒険者たちを死へと誘う?

「この体……とってもいいものね」

「その体はローナ・マリーラさんの体ですよ?本体は何処にあるのですか?」

やっぱり……
僕が今まで話していたのは偽物だったんだ……

「本体?ふふっ……その場所は隣の国の王女に聞くといいわ。事情を知ってるはずよ」

隣の国の王女が事情を?

何かリリスと深い関わりがあるのか……?