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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- もし、図書館で◯◯とぶつかったら、それは恋の始まりでしょう。 ( No.2 )
- 日時: 2015/07/19 15:00
- 名前: 伊吹吹雪 ◆u2YjtUz8MU (ID: DLYJwhjR)
2.「日常に、ひとつのイレギュラー。」
夏休み。
部活を一生懸命頑張って、その後は友達と遊びまくり、祭りは欠かさず行き、
宿題は溜めに溜めて、前日に「ぎゃぁぁぁ」と唸って机に向かうのが、
「夏休みを謳歌する」ということなのだ。
海にいく訳でもないのに、炎天下に自転車を漕いでいる訳がないのだ。
爽やかな女子中学生なのに、汗だらけになる訳がないのだ。
私・森山佑果は図書館という場所に行くために、自転車で激走していた。
「わあああああ」
ゆっくり漕げばいいだろ、となるが、そういう訳にも行かない。
今まで図書館に縁が無かったために、図書館への道の途中に下り坂があるのも知らず。
下り坂に行くまでに猛スピードで漕いでいたため、自転車のブレーキもろくに機能しなかったのだ。
幸い、都会ではないため車は少なかったので、ひじょーに良かった。
そもそもなんで図書館に行かなければいけなくなったか?
少し過去に遡る__。
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