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「ふわぁ〜おは・・・」
誰もいない。また私遅かったか。制服に着替え、すぐに食堂へ向かった。

何で今日は魔法の授業が2時間あるんだろう？
「おはよう、皆。今日は挨拶は良いからすぐに外に出てくれ。渡したい物があるから。」
なんだろ？
「これだ。」
先生が鞘らしきものを一人ずつ投げてきた。受け取って見ると軽い。
「鞘だ。そしてこの中には剣が入っている。だが、これは安全な方の物だ。味方と認識されてる者はこの剣で切りつけられても、害はない。」
魔法の物は全部チートです。メモメモ。
「じゃあ、基本を教えないといけないな。誰でも良いから俺を味方と認識してからかかって来い！」
「あ、俺行きます。やぁぁ！」
「不知火か。ってうおぉ！？」
ガキイィィン！
「まだいきますよ！」
「ちょっ、待てって！」
ガン！
「しょうがないなぁ。ほっ！」
「ぐわあ！」
思いっきり陽炎君は吹っ飛ばされた。
「ふう。お前戦うの好きだな。」
「これでも元傭兵ですから。」
傭兵！？兵なんて遠い国の話だと思った・・・
「あ、話がそれたな。最初の奴が防御だ。そして最後不知火を吹っ飛ばしたのがカウンターだ。まあカウンターは力ないと無理だから頭のすみっこに知識として入れといてくれ。」