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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 南中学吹奏楽部にようこそ ( No.3 )
- 日時: 2015/08/06 17:27
- 名前: ふーちゃん (ID: VbOSBaFR)
「いっか・・・。これで。」
髪をおろすと、ほんの少しだけ。少しだけでも大人っぽく見えた。
「はーなーちゃん。今日は、おろしたんだね。」
ももちゃんは上目使いで見てくる。
「うん、まあね。」
「髪おろたほーがその制服ピッタリかも。」
「今日・・・見学・・・行くね。」
ももちゃんは目を輝かせて・・・・
「うん!。」
と、うなづいた。
・・・・・・・
「放課後、週直だけど、吹部見学、その後でもいーい?。」
「吹部はいるんか。」
あこが後ろに向く。
「うん、まあね。」
そして、ももちゃんに気付く。
「あっ、うちー、相生あこや。よろしくなあ。」
「わたし、長野原桃花。桃に花でとうかだよ。ももでいーよ。」
「そいえば、あこ、どこ生まれ?。」
「あっ、それ気になる!。教えてよー!。」
ここは、九州だけど、大阪弁っていうのかな?
似たような喋りを聞いたことある・・・。
そうだ・・・るいだあ・・・。
思い出すと、嫌になる・・なんで・・
「生まれは、大阪で、11歳のときに京都行って、
小学6年生でこっちにきたんや。」
「へー、そうなんだ。運動部ってカンジだよね、あこちゃん。」
「ああ、あたし、テニスやっとったからなあ。」
「テニス部はいるの?。」
すると、あこは目を伏せた。
「ああ、ちゃうねん、吹部はいろか思うてさー。」
「へー、じゃあ、放課後見学いこよー!。」
「へえ、吹部はいるんやなあ。よろしくなあ!」
「あっ、はなちゃんと私、吹奏楽のバンドやってたの!!。」
「ひええ!ええなあ。そういうんの。」
あこは素直でまっすぐな子だなあ。
いい友達なれそう・・・
そう、思う反面・・・・・・・
少し、とんでもないことが起こると気づかなかった・・・
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