コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 哀愁物語ーもう一つの世界ー【オリキャラ募集中】お知らせ ( No.17 )
- 日時: 2015/09/27 13:45
- 名前: 夏目 織 ◆wXeoWvpbbM (ID: 74mf9YND)
- 参照: ちほりん→とらじ、澪羽、*織*→夏目織
第七話
「方法知りたい?」
━━━━知りたいに決まってる
知りたいから、聞いたんだよ!?
……と、一旦落ち着いて
「知りたいです」
そう答えた
レインさんはマグカップにもう一度コーヒーを注ぎ、コップを口に近づける
「あちっ!…………と、方法は……」
そりゃ熱いに決まってる
だって入れたてだもん
「ロミオがオリビアと同じ世界に行く!はい、決定!」
「は?」
えぇっ?
思わず「は?」と聞き返してしまった
オリビアと同じ世界?
しかも何か勝手に決まってるけど!?
……まぁ行くけどさ
「さぁいこう!」
……急展開過ぎてよく分からないんだけど
行くってどこに?
オリビアのいる世界?
すっげーファンタジーな気が……
ていうかそれって戻ってくるって言うの?
連れ戻す、の方が正しいんじゃ……
「ロミオ、おいで」
レインさんはそう言って、また別の本を持って別の部屋へと移動する
今度は薄い本
僕もレインさんについていくと、そこは真っ暗な部屋
いや、今は昼だし夏だから……明るいはずなんだけど……
ちがう……壁、床、家具、全部が黒なんだ
「驚いたか?……この部屋の壁はブラックボードになっているんだ」
ブラックボード?
……研究者の家みたいだ
でも家具まで統一する必要ないきがする……
「……さて、本題に入ろう」
レインさんはそう言うとさっきとは別のポケットから白いペンを取り出す
キュッ……キュッ……
そのペンを使って、壁に何かを書いていく
星、丸、三角……
そして最後には大きな星。
「魔方陣……だよ」
魔方陣?
……あぁ、魔法使いとかがやるやつか
「夜になったら、またうちに来るといい。オリビアに会えるよ。それまでこの街で遊んでなさい」
夜になったら、またこの部屋に来ればいいの?
って言うか遊ぶ!?
この街で!?
何かあんのかな?
「今日は運良く満月だ。夜の12時にはこの家にいるように」
門限十二時?おそっ!
「そうそう。この街から少しあるいたところに丘があるから月が出たら行ってみるといい
丘?……少しってどのくらい?
まぁいい。しばらく街にいて暗くなったら丘に行ってみよう