コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

彼と彼女の日常会話 ( No.3 )
日時: 2015/08/18 20:05
名前: 希柳 (ID: izEMmXXq)

「あ、はげてる。ここどうしたの?」
「お前のせいだわっ!」
「そんなカリカリしてたらもたないわよ」
「いや、誰のせいだよっ!そもそもお前は、」
「あ、かりんとう食べる?」
「話聞けよ!」
「ん?あぁ。おやつは何時に食べる派か?私はやっぱり2時55分ね。」
「ちげぇーよ!てか、そこまでなら3時まで待てよ!」
「だってお腹すくじゃない」
「5分だけだろーが!」
「あんたは何時に食べるの?」
「俺?俺はそもそもくわな」
「そういえば私前、数学23点だったのよ」
「おいっ!聞いといてそれかよ!おやつどこいった!なぁっ!てか、23点でドヤ顔すんな!俺でもとったことねぇよ!」
「あら、ノンブレスですごいわね。」
「ありがとうっ!」
「でも可笑しいわね。最高得点なのに。」
「23点がっ!?最高得点っ!?」
「えぇ。10点おまけしてもらったけど。」
「尚更ドヤ顔すんな!なに、おまけって!ずるくねっ!?」
「ふふ。私の手にかかればこれぐらい余裕よ」
「勉強しろや!」
「なぜ?」
「え、何故だって?え、ふざけてんの?俺が可笑しいの?」
「あんたこの世のこの点数の子全員にケンカうったわね。」
「はぁー?」
「謝りなさい」
「なんでだよ!」
「あんた頭いいからって調子乗ってると………殺すわよ」
「ごめんなさ」
「ってゆー冗談は置いといて。確かに勉強はしなきゃダメよねー」
「はぁっ!?人がせっかく謝ってんだから最後まで聞けや!」
「あら、相変らずカッカしてるわね。カルシウム足りてないんじゃない?」
「お前のせいだわっ!カルシウムはいつもとってるわ!」
「へぇ。とってたのね。意外だわ。」
「3食きちんと食べてるわ!だけどこうだわ!さて問題!じゃあなぜこうなのか、6文字で答えろ!」
「毎日のカルシウムが足りてないから。」
「ばーかーかー!そうだな、お前はバカだったな!確かに13点とるはずだよな!6文字って言ったよ、俺!?お前何文字言ったよ!毎日のカルシウムが足りてないからぁ?18文字だよ!せめて7文字にしろ!12文字オーバーだよ!」
「あら、間違ってるわ。23点よ」
「そーこーじゃーなーいーよー!気にしてほしいのはそこじゃないよ!てか13点だろ!10点はおまけだろ!」
「おまけも実力のうちよ」
「なにその運も実力のうちみたいないいかた!運は実力かもしれないが、おまけは実力、なのか?」
「私は運は実力じゃなくておまけが実力だと思うけどね」
「なにいきなり真面目になってんの」
「私は頑張ったのよ。どうすればおまけをつけてもらえるか。何か月も悩んだわ」
「お前は正真正銘のバカだ!そんな暇あったら勉強しろ!」
「ところで今日のおやつは何だと思う?」
「おーまーえーはーっ!」


彼女と話すこの時間

彼と話すこの時間

楽しすぎて仕方ない

           彼と彼女の日常会話 完