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赤城side

急に話し掛けて来た、〝境野朱理〟ちゃんに最初はちょっと吃驚した。
でも、自分の前で笑いかける姿に、つい圧倒されてしまった。

初めて、〝ちゃん〟で呼べる相手が出来て、嬉しい。///


「あッ...しゅ、朱里ちゃんは運動とか出来て羨ましいな。」
一言話すだけでつっかえる私の話を懸命に聞いてくれるのには、偉く感激した。


そんな時、先生が言った。

「来週委員会を決めるので、何委員が良いか考えておいて下さい。」


〝委員会〟


小学校のと比べれば断然本格的になるんだろうなぁ。


朱里ちゃんは何委員にするんだろ。

───今まで誰かと一緒にとかは気にした事が無かったけれど...───

【続く】

byてるてる522