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青井side

「青井は、どうすんだよ？」
藍斗の質問に...

「...俺はサッカーにしよっかな？　藍斗は決めたのか？」

「俺は...まだなーんも考えてねぇーよッ」
肩を叩いてきた藍斗に曖昧に笑う。

緊張していた俺を解き解すかのように話し掛けて来たのには今でも吃驚している。

誰もが余所余所しい空気の中でそれを唯一放っていなかったのがコイツだった。

サッカー馬鹿の俺は、中学で気の合う奴を見つける自信なんて無かったけど、藍斗はそんな事は気にしないで居てくれるから気が楽だった。

お調子者にしか見えないけど、ホントは凄い真面目なトコだって持っているという事をこの短期間で知った俺は我ながらも凄いと思う(笑)

こういう奴なら頼りにしても大丈夫そう...


俺はそう思って笑った…───


【続く】

byてるてる522