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01話,



「ええええええっ！手紙？嘘っ！！それラブレターじゃん！舞美っ」




高校２年生になって慌ただしい学校生活が少し落ち着き始めた５月中旬…

親友の舞美の下駄箱にラブレター（？）が入っていた
舞美は嘘だ〜これ絶対イタズラでしょ〜って言ってるけど、これはラブレターに違いない！
恋愛敏感少女、朝倉　隣（あさくら　りん）の恋愛センサーがビンビン反応してる
これでもかってぐらい反応している


あ、朝倉　鈴っていうのは私の名前ね

「ねぇ、そのラブレターなんてかいてあるの！はやく読んでみよ！！」

興奮気味に舞美に顔を近づける　
あ〜興奮するよこんなの
だってこんなの本当にあるんだ　現実にあるんだ
ラブレターって！

「燐、興奮しすぎ！ラブレターって…今時そんな」
「ほらほら開けて開けて〜」
「もう、そんな急かさなくってもすぐあけるから」

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西風　舞美　さん

放課後、体育館裏で待ってます

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「これだけ…？名前もかいてないし…誰からだろ。体育館裏って…」

舞美は表情を曇らせながら無言で手紙を見つめた
私は横から手紙を覗き込む

「おおっ！！！！これって」
「え？」
「やっぱりこれラブレターだよ！だって体育館裏だよ！ほら、少女マンガとかで定番の！体育館裏っ」

定番中の定番　体育館裏
これは告白、ラブレターに違いないって！

「そ、そうなのかなぁ、」
「そうだって〜！多分だけど」