コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 愛と優しさと罪悪感と。 ( No.7 )
日時: 2015/08/26 18:45
名前: *水沢麻莉衣* (ID: nnuqNgn3)


ゆきうさぎさんありがとうございます♪
頑張りますねっ♪
これからもゆきうさぎさんの小説にお邪魔しますのでよろしくお願いします♪

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「振り向けこのやろー!!」

「わあああっ!?やめっ、やめろよ!」

ルリちゃん、ただいまリイアちゃんに言われた通りに全身でぶつかっております。
振り向かせようとしています。
……物理的に。

「にゃろー!!
ふりむけえええええっ!!ルリはこっちだあああ!!」

「言われなくても知ってる……っ!」

とりあえずあいつの顔を掴んでルリの方に顔を向けさせる。
……物理的に。
少々、やりすぎなようにも感じるが、リイアが言うなら仕方ない……っ!
やるっきゃな……
と思っていた矢先ーーーー。

「あー……。なぁーにやっんの?あんたは。
そんじゃ、玲斗くん首折れるわ、やめなよ」

「ほえええ!?リイア言ったじゃん!振り向かせろって!」

「物理的にじゃない!あほか!アホの子だ!おまえは!ルリ!」

……言われ慣れた言葉が……。
まさかっリイアからも言われるとは……!

意外と傷つくじゃんか!?
なんでっ!?何が悪かったの!?
全くわからない。
どうやらほんとうにアホの子らしい。

「ばーか。そんなアホの子いないからね、ふつー。私はアホの子があんただから見てやってんのよ、わかってんの?
だからさ、違うんだって!ルリ!」

れーとは床に座り込んで真っ青。
ちょ、息しづらいとか聞こえてくる。

あ……っ、やりすぎたか……っ。
悪いことしたな。
ちょっと……うん……。
ごめん、れーと。

「これはね人殺しに近いわよ!?玲斗くん真っ青だし!
んのアホの子……!」

「何やってるの?玲斗もルリちゃんも貴方も」

「すいません、アホの子だってこと忘れててちょっと玲斗くんにやらかしまして……っとりあえず、責任は取るので……!」

「あぁー……。ルリちゃんね、仕方ないわそれは」

「ですよね」

……ですよね!?
何、納得してるのっ!?びっくりだよ!

「楽しそうですね」

ふふ、と笑う少女。
……かぐやさん、来てたんだ……。
玲斗の腕を掴んでる。

せめてルリの前ではそんなことしないでーーー。
なんて、こっちの都合だ。
かぐやさんには関係ない。
それに……ルリの想いなんて知らないのだから。
そう、これは勝手な感情。

「ルリさん、この間はごめんなさい」

「へっ?あああ、べつに!なんとも思ってないです!」

「そうですか?良かったです」

かぐやさんいつも通りだ。
ルリなんでこんな緊張してるんだろ?
れーとがかぐやの隣にいるから?

そしてかぐやさんはルリに衝撃な事を告げてしまう。

「もしかして……ルリさんて……」

「はい?」

かぐやの隣には、れーとがいる。
れーとが立っている。
その後ろにはーーーみりやたんが。

「玲斗の事……好きでいらっしゃいますか?」

「……かぐや?」

れーとの驚いた声。
ルリは頭が真っ白だった。
無表情。

無表情以外に、どんな顔をすればいいのか、わからなかった。