PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 伝説の歌姫と人魚の国《書き直しです》 ( No.3 )
- 日時: 2015/08/26 17:31
- 名前: 夏目 織 ◆wXeoWvpbbM (ID: cC0Sf9h5)
- 参照: ちほりん→とらじ、澪羽、*織*→夏目織
第一話
「音羽ーっ!遅れるぞー!」
「待ってぇー!あと少しだから!」
朝から家の中を走りまくる
そして思いっきり叫ぶ
時計を見ると今は━
《05:03》
五時三分!?
見間違いじゃないよね!?
━━いや、何度見ても、五時三分
ドンドンドンッ
ひいぃ!!
「お、と、は!」
━━しょうがない。朝御飯は後ででいいや。お腹すいてないし
「海音、ドアを叩くのは止めてって言ってるでしょ!?」
ぶつぶつ文句を言いながら私は赤いリボンのついたサンダルを履く
「だって、音羽全然来ないんだもん」
「あのねぇ、女子は時間がかかるの!そんなこと言ってると何時まで経っても彼女出来ないよ!?
「あ?うっせいなぁ……つか早く歩けよ、バス停バスきてっぞ」
え
「待って!私たち乗ります!」
私はそういいながら走り、バスの中に入る
海音も後ろからついてきた
━━━━因みに今日は夏休みのど真ん中。
7月中に宿題を終わらせた私と海音は今、二人であるところに向かってます
その行くところは……
『まもなく━━美空会館━━美空会館━━お降りの方はボタンを━━━』
そうそう。ここここ。
美空会館。そこでは今、町の歌姫を決めるコンテストを開催中。
私はクラスの人たちに勧められて来たんだけど……(危ないから海音は付き添い)
何か私めっちゃ場違いじゃない?
一応、お洒落はしたし、髪の毛だってこの日のために伸ばしてきたし、ツルツルさらさらだし!
━━━あ、あの子見たことある
あの子、歌うまそう
━━━━━━駄目だ。こんなこと考えてちゃ駄目!
しっかりしろ音羽!
ポジティブに生きていこうって決めたんだから!
PR