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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: いけない人と、恋をした ( No.3 )
- 日時: 2015/08/28 00:04
- 名前: 珈琲Time (ID: 8AM/ywGU)
驚くべきものを見た。
病院の正面口を嫌々ながら、乗り越えたら、目の前にイケメンがいた。
私は、部活が大好き大好きなので、男の人には免疫がないはずなのだが、この時はすごくびっくりした。
冗談抜きに一瞬白衣がひらめいて、天使がいる。と思った。
イケメンはこちらに気づいたようで、ツカツカと歩み寄ってきた。
そして、にっこり微笑んで
「大丈夫?」
と、言った。
その時、胸がドッキンと言った。
なにこれ?
今、心臓が胸を突き破りそうだったんですけど。
「だ、大丈夫です!」
そう言って、顔をバッと背けたあと、
あ、悪いことしたかな?
と思った。
チラッとイケメンの方を向くと、驚いたことにケラケラ笑ってた。
なんか急に子供扱いされた気がして、ちょっとカチンときた。
でも、子供っぽい顔で笑われると嫌味の一つや二つ、たいしたことないって言われてる気がして、いきあがった肩を落とした。
……まったく、イケメンめ。
私はその時、病院で始めて「まっいっか。」と思えた。
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