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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 勇者様は今日も外道です。【オリキャラ募集中です】 ( No.15 )
- 日時: 2015/10/14 11:24
- 名前: Kudodai ◆pc86zgVlF2 (ID: L7cyWjuc)
- 参照: 受験ェ……
第1章 第4話
何分か待っていると、扉をノックする音がしました。
「皆様! 式典が始まりますので、お集まりください!」
私達は、兵士さんについていきました。
すると、もう国王様が開会式の挨拶を始めていました。
「えー、只今より、新たな勇者とその一行を発表するッ!」
「まずは勇者一行となる4人の発表だ。出てきてくれ」
その声を聞いて、私達は式典のステージへと出ました。
そんな私達を、国民の皆さんは拍手と歓声で迎えてくれました。
「それでは、1人ずつ挨拶をしてもらえるかな?」
国王様の声で、まずはレイさんが挨拶を始めました。
「レイ・ラ・カルトラーズだ」
レイさんはそれだけ言って話をやめました。
次は私の番です。
「レシェス・セイリス・マリンです! せ、精一杯頑張るのでよろしくお願いします!」
私は深々と一礼をして、一歩下がりました。
「ヴァン・クロニカです。必ず魔王は私たちが討伐します」
「俺はフィリップ・A・ライオネル! 俺らに任せとけェ!」
ヴァン、フィリップさんも挨拶が終わり、また皆さんは私たちに向けて長い間拍手を送ってくれました。
「えー、皆の衆! 彼らは勇者一行に相応しい、この国の凄腕揃いだ! 安心するが良い!」
国王は威張るようにそう言った後、小声で呟いたのを私は聞きました。
「しかし……肝心の勇者がな……」
勇者様はそんなに頼りない人なのかな?
私が描いている勇者様とは違うのかも、と思いましたが、それでも勇者様は勇者様。私達が精一杯頑張ってお供をする方です。
いよいよ、その勇者様の発表の時がやってきました。
「よし、それでは魔王討伐の旅に出る勇者をいよいよ! 発表する!」
今までで一番の歓声です。
そして、皆が待ち望んでいた勇者様の名が、呼ばれました。
「新たな勇者……シン=アルス!」
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