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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: バネと役者。 ( No.6 )
- 日時: 2015/09/08 01:29
- 名前: miki* (ID: 1hluJEzQ)
02*学級
#02
「ねぇねぇ、桜沢となんでなかよくしてんの?」
移動教室に向かう途中、いきなりアヤミちゃんにきかれた。
「え、なんでって言われても…
隣の席だからっていうのと演劇部に一緒に見学行ったからかな??」
「え、なになに、マリエちゃんも演劇部入るの〜?」
私が答えたら、アヤミちゃんの隣にいたサヤカちゃんがくいついてきた。
「う、うん。今日入部金、持って行くつもり」
「まじ?うちらも入るんだー、演劇部。
一緒!…あ、でも、桜沢も入るってことだよね?」
「うん、多分…」
「だってさー!どうする?アヤミ。」
「んー、まあ別にいいんじゃない?そのほうが楽しいでしょ。」
2人が悪く笑ってる。なんか嫌な予感。
授業が始まる。理科の実験。
「みなさん、今日は、前回予告していたように、花の花粉を採集して観察していきます。ではここにーーーー」
先生の指示で教卓に並べられた花を一人一輪ずつとっていく。
わたしはたんぽぽを選んだ。それを見たカリナちゃんが真似してたんぽぽをとる。
「マリエちゃん、班作るの自由だって!
いっしょになろー!」
カリナちゃんのほうを見てた私の横からアヤミちゃんが声をかけてきた。
わたしはカリナちゃんのことを気にしながらも
「うん、いいよ」
と答えていた。
バネと役者。<学級 #002終>
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