コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

No,6「彼女の親友は私の新友になれない」 ( No.16 )
日時: 2015/12/11 23:03
名前: ことり ◆E09mQJ4Ms. (ID: ptSF.ucw)


「綾!この子誰?」「あ、優乃?」

綾の友達__峰神美菜(mina)ちゃんは、どこかで見たことがあると思った。
どうせ、幼稚園が一緒とかなんだろうけれど。


__そして、その予想はそのままあたたった。

「よろしくね、みなちゃん」「よろしく、優乃ちゃん」


綾も交えて三人で笑った。
ずっと、こんなのが続くといいな。

本気でそう思った。

__けど、そううまくはいかない。



*

「あ、ねぇ!今日さ早帰りじゃん!あそぼ!三人で」

みなちゃんが唐突にそういった。
本当は、ゆいと遊びたかったが、せっかく初クラスメイトと仲良くなる機会なのだ。

ここで、断るのもなんか悪い気がする。


「いいよ!綾は?」「あー、私もいいよ」「どこにする?」

簡単に遊ぶことが決まった。

場所もすぐに決まった。

ただ__私は嫌な予感がしていた。

そもそも、三人、というのが気にくわなかったのかもしれない。

それは、現在の私は思い出せない。もう一年以上前のことなのだから。



とにかく、このとき私は嫌な思いをする。

みなちゃんとは、うわべの関係だと確信する。
みなちゃんは信じられないと思ってしまう。
みなちゃんとは仲良くなれないと思う。


そう感じたのを今でも覚えている。