コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

*始業式-1 ( No.4 )
日時: 2015/09/17 20:09
名前: 四之神綾芽 (ID: b5XL8ts8)
参照: http://ameblo.jp/sinogamiryouga/entry-12041190995.html

【4月】

___始まりの日は、特に何も思っていなかった。

「アキちゃん、行こう」
「おっけー」

卒業式も、泣かなかった。

だって、どーせほぼ皆いるし(笑)
・・・・・・みたいな。

私の住んでいるところは、中学校が1つしかないのである。

「どこの道からいこうかねー」
「んー、んじゃあ、こっから行こう」

アキは、私の第2の親友で、優しくて、真っすぐな純粋な子。

「一緒のクラスだといいけどねー」
「最悪、知ってる人、いるといいけどねえ」

片道20分の道を、30分かけて歩く。

(誰もいなかったらどうしよう・・・・・・)
ちょっと、ゾッとした。


学校に着くと、もうすでに人が密集していた。
一年だけでも、300人を越えるウチの学校らしいなあ・・・・・・なんて思いつつ、実はあまり人が好きではない私は、気後れする。

「えっと、クラス割は・・・・・・」

昇降口にクラス割が張られていた。
・・・・・・いじめかと思うほど、紙が小さかった。

「アキ、私のも探してくれ」

アキは背が高く、周りの人よりも少し頭が出ていたので、背の低い私は早々に諦めた。

「えっと、アヤは4で、私は・・・・・・10」
「え゛・・・・・・・」

4と・・・・・・10て・・・・・・。

「「遠っ」」

まさかの、結果である。

「あ、でも、ミナちゃんいるじゃん」
「え、マジで!?やったね!」

ミナは、私の第1の親友で・・・・・・情報屋のようなかんじかなあ。

「おっしゃ、んじゃあ・・・・・・クラス、いきますか」
「おけよー」

それぞれのクラスへと、足を踏み入れた___。