∇∇∇ーー朝ーー∇∇∇ ___ピピピピピピピ…。「………き……づき……」「んんんー」「……ゆづき……柚月! いい加減起きなさい!」 この言葉で私の意識は完全に現実世界ヘと戻った。 ……夢か……。 手を当てていた時計に目を向く。長針がちょうど7を指していた。「あー、まだ7時かー……」 私はまた眠ろうとして瞼を閉じた。そして慌ててもう一度時計をみる。2度見。「……し……7時?!」「遅れてもしらないよー」 お母さんがのんきに言う。 ……遅刻だ。