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Re: 冷めた太陽 ( No.24 )
日時: 2015/09/13 19:35
名前: ぽんた。 (ID: AwUzQTp7)

∇∇∇ーー魔界ーー∇∇∇

 扉の先は、明るかった。でるとどこかの街の公園みたいな場所に出た。噴水が前方にある。
「あれ……昼?」
「そうよ、ここ、魔界アスタチアは、1日が40時間。人間界の約2倍ね。それで、今はお昼。さあ、こっちよ。」
 人間界の約2倍……私起きていられるかな……。
「大丈夫よ、この世界に入ればそのくらい。寝なくたってなんともないわ。」
「え、そうなんだ……。って、どこに行くの?」
「魔法学校よ。校長に私からお願いしなきゃいけないから。」
 校長……。どんな人なんだろ。
 私は回りをきょろきょろと見回しながらお母さんに着いて行く。道路とかはなにも無くて、地面は基本的に芝生? 建物が所々にあって、でもそれらは少し小さくて……。ひと部屋あるかないかくらいの大きさだった。
「ここの建物はね、魔法空間になっているから中は広いのよ。魔法学校に通って、一年もすれば、自分好みのすきな設計にだってできるわよ。」
「へえ……。すごいね。」
 お母さんが私の思った事に答えるのにはもう慣れてきた。
「着いた。ここよ。」
 前を見ると、魔法学校は思った割に大きくて。人間界でいうと、普通の一軒家くらいの大きさなんだけど。
「よし。」
 私は深呼吸をして、高鳴る胸を押さえながら、ゆっくりと歩く。