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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 冷めた太陽 ∇第2章突入∇ ( No.32 )
- 日時: 2015/09/20 19:33
- 名前: ぽんた。 (ID: OqGA1o6a)
∇∇∇ーー校長ーー∇∇∇
「いたたたた……。」
私は竜巻のような風に襲われ、体を投げ出された。でも、痛いと言ったわりには痛みは感じられない。私は不思議に思いながらあたりに目を向ける。
「わあ……!」
そこは、とても幻想的な部屋だった。一面本棚になっているけど、蝶が飛んでいたり、星々が浮かんでいたり……。
「ふぉっふぉっふぉっふぉっ。アリサ、よく来たねえ。」
後方で、老人の声がした。いきなり聞こえる声にびっくりした私は声の方を見る。そこには身長1メートル程の腰を曲げたおばあちゃんがいた。アリサというのはお母さんの名前。
「……校長、お久しぶりです。」
「えっ、あっ、校長……?」
このおばあちゃんが?! もう少し若いと思ってた……。
「ふぉっふぉっ、この子がアリサの娘かい。」
「はい。娘のユヅキです。」
「ほお……。大したもんじゃ。この部屋に無事に来れるとは。さすがユースケとアリサの娘じゃ。」
ユースケというのはお父さんの事。
「さあ、こちらへいらっしゃい。」
校長は私とお母さんを連れて長い長い螺旋階段を登り始めた。
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