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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 冷めた太陽 ∇第2章突入∇ ( No.33 )
- 日時: 2015/09/22 19:03
- 名前: ぽんた。 (ID: tuakPBCn)
∇∇∇ーー契約ーー∇∇∇
私達はあの長い階段をほんの30秒で登りきった。やっぱり魔法の力のかな。
着くとそこには多分校長の書斎があった。暖炉のとなりに、大きい机がある。校長はそのイスにゆっくりと座る。
「さてと。さっそく本題に入ろうかね。」
一息ついてから、校長がゆっくりと喋り始めた。
「ユヅキ。お主は魔法という存在を信じるかね?」
「はい……。最初は信じられませんでしたけど、この世界に入って信じられました。というか、もう信じるしかないというか……。」
「ほほほほほほ、そうかそうか。では、この書類におぬしのデータをファイリングしなければならない。今から言うことに答えておくれ。いいね?」
「は……はい……。」
私はいくつかの質問に答えた。誕生日、血液型、好きな色……などなど。関係あるものから関係のないものまでいろいろと。
「よし。お疲れ様。確認だが、アリサ。」
「はい、なんでしょう。」
「ユヅキを魔法学校に入れるということでよいのだな?
お母さんは、私を見る。それを見て、校長も私を見る。彼女たちは私の判断を待っているみたいだった。
いや、普通、ここまで来て断れないでしょ。
私は静かにうなずいた。
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